第10話 分岐点からの選択Aルート(間違った選択)

 さて


『必要最低限の描写』


 で、思考停止した自分だが……。


(そもそも15歳未満と18未満の具体的な判定基準も自分にはよくわからん)



 その判断基準を


『実際の書店で販売されている作品』


 にしたのがまずかったのだ。


 角川ルビー文庫あるじゃん……。


 何冊か……いえ、何冊も購入して、読んでますよ?




 ふふふっ。

 電子書籍いいですね。

 紙の本だとかさばるし、家族にバレたときに言い訳できませんが、電子書籍(スマホ)はパスワードロックかけてるから。今のところは大丈夫。

 できれば、電子書籍アプリそのものを立ち上げるときも顔認証機能があれば……。

 ゲフンゲフン。




 角川ルビー文庫……描写ありますよ?


 それに、角川ルビー小説大賞って、カクヨムからでも応募できるじゃん。


 ってことで、『それよりはマイルド』で『激しくない』ならOKってことじゃない?

 読んだ読者が『描写がたりない!』って怒るくらいにしてたらOK?



 ……って解釈しちゃったんだ。


 そう、ココです。


 ココ!


 ――ルビー文庫よりマイルドなのが15歳未満になるんだな――という考えが、大きな間違いだった。



 そもそも、

 

――角川ルビー小説大賞って、カクヨムからでも応募できる――


 だけど、応募要項の一番下(ガチで一番下)に


こちらのページ

https://kakuyomu.jp/info/entry/rubynovel_award_25th



『性描写部分については、章単位で非公開の対応を取ってください。非公開の文章も、応募原稿としては編集部で閲覧可能となりますので、審査の対象とすることができます。』(上記URLより抜粋)



 ……って文章が載ってた。


 カクヨム投稿前も読んだけど、小説大賞に応募するつもりはなかった(というか他のサイトにも投稿している)ので、ルビー文庫読者にも人権が認められている、BLも投稿できるんだな、という確認だけで、さらっと流し読みしただけ。


 そして上記抜き出した部分の意味自体が、数ヶ月前の(カクヨムリサーチ中)の自分には全くわからなかったのだ。


(今なら章を非公開にするという意味はわかるから。安心してくれ!)

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