第31話 わが家の家電その他がピンチの話

 わが家の洗濯機が突然動かなくなった。

 正確にいうとスイッチボタンを押せば洗濯機のモーターはうなり声をあげるのだが、回るべきはずの洗濯槽が回らないのである。これはあかんやつやん!



 昭和30年代、「三種の神器」と呼ばれ、庶民が憧れた家電がありました。「電気冷蔵庫」「電気洗濯機」「テレビ」です。当時は、豊かさの象徴であったこれらの家電、いまはどの家庭にも普通にあり、必要不可欠と言っていい家電(いまはテレビが必要ないという家庭もあるかもしれない)ですが、そのうち洗濯機が壊れてしまったのです。むかしの人のようにタライと洗濯板で洗えばええやん――などと言おうものなら、奥さんから「だったらアンタがやれ」と怒られそうなので言いませんが、困りました。タライがないから……じゃなくて、適当な洗濯機が売ってなくて。


 わが家は昭和40年代の公団住宅っぽい「ウサギ小屋」なのですが、部屋の小さな洗濯機パンに合う洗濯機が家電量販店を探してもないんですよ。パンの面積はそんなに狭くはないのですが、一部が洗面台と干渉していて、小さな洗濯機しか乗せられないのです。奥行き53センチなんて、これまで使っていたサイズの洗濯機はもう製造されていないんですよ。いまの洗濯機は、高価でデカい!


 ネットで探したところ、Amazonでいま使っているのとほぼ同じサイズで同じ容量の洗濯機を見つけたので購入しました。新しい洗濯機の設置と古い洗濯機の引き取りサービスが付いているやつです。家電の買い替えは、買うだけじゃダメで、設置と旧家電の引き取りまでがセットになっていないと買いにくいですよね。いままで家電量販店で買ってた理由はそこなんですが、ネットでも設置と引き取りをしてくれるのはありがたいです。ただし、モノか届くまで1週間かかるらしいですが……。しばらくコインランドリー通いが続きそうです。

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