本物の怪物と呼ばれるまで…

渾沌

第1話

ダンジョンが現れてはや数十年…

ダンジョンという存在は当たり前になっていた

ダンジョンができてからスキルが人に発現し始めた。


スキル発現する日はだいたい18から20歳前後で発現しその人々の潜在能力がスキルに反映されるらしい…そして必ず一つはユニークスキルを授かる


俺、道長恭介みちながきょうすけ

今年でようやく19になりスキル発現を今か今かと待ち望んでいた…


そしてついに待ち望んでいたスキルを発現させたのだか…

「ステータス」

『ユニークスキル』

・怪物化レベル1

『スキル』

・格闘術レベル2


なんだコレ?

もう一度言おうナンダコレ??

スキルは分かる…自分はダンジョンに潜るときのために空手をしていたからな

だけど怪物化ってお前…どんなスキルだよ…

せめて人であれよ

「お兄ちゃん、さっきから何やってんの?

 顔がおかしなことになってるよ?」

「妹よ…ごめんなぁ…お兄ちゃん人間辞めるみたいだわ」

「え?どゆこと??何があったし…」

こいつは妹の道長花音みちながかのん

俺の癒やし担当のマイエンジェルだ!

「いやユニークスキルが発現したんだが…そのスキルがモンスターになるスキルらしくてな」

「え?何そのユニークスキル、てか発現したの!おめでとうお兄ちゃん!」

「おう、ありがとよ」

やっぱり妹は最高に天使だな!

「しっかしなんで怪物化なのかねぇ…」

「そりゃあお兄ちゃんモンスターとか神話生物とか好きじゃんだからじゃないかな?」

そう、俺はモンスターや怪物が好きだった。

だからと言って自分がなるとは思はなかったがな

「いまからダンジョン行くの?」

「おう!こりゃあ行くしかないっしょ!」

なにはともあれスキルが発現したんだ

今から行って冒険者登録しておかないとな

「お土産げ期待してるね!」

そう言って我がマイエンジェルはニコッと笑い暖かい目で見送られるのだった
















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