一理山家のルミナリエ

しおとれもん

第1話プロローグ


 「プロローグ」


  俺、(一理山犬一・イチリヤマケンイチ)は、中古住宅を改修して喫茶店を開業した。そして妻のキリコも喫茶の隣地で中古車店を開業した。

 妻の中古車店は繁盛していた。族時代の旧仲間が買いに来るらしい。

これも廃盤のハチロクを特化して展示販売していたからだ。

 その妻は元走り屋レディース紅乙女の総長だ。喧嘩慣れしている妻に商売でも喧嘩でも勝てず自棄酒を呑みに新開地へ行く道中、中国ヒットマンのリャンシーに出逢う。

 このリャンシーが妻の命の恩人になりオレの用心棒となった経緯は元敵対レディースの池永奈緒美と最終決着を着ける為、裏六甲山ドライブウェイでレースが始まった!参加者はキリコが小学生時代に苛めていた樫野木祥平(カシノキショウヘイ)の孫、樫野木翔太(カシノキショウタ)、元敵対レディースベニショウガ総長の池永奈緒美、ベニショウガ特攻隊長の六車深雪。

レースが始まって侠気を見せた翔太に惚れそうになるが結局、最大のライバル池永奈緒美が事故で失速し、キリコが制覇した。

 その報復に喫茶店の隣の土地を買い中古車屋と喫茶店の立ち退きを迫る池永奈緒美に店外へ連れ出し話を着けようとするが、角材でオレの後頭部をフルスイングで殴られ、昏倒する中、傷害容疑で現行犯逮捕、近隣の警察署まで連行されたが、角材打撲の衝撃で脳出血を発症し、意識不明になり気絶中に見た夢がその昔、おだいし山へ登山中死者の老夫婦と死神に会った夜に、自宅で就寝中幽体離脱を体験する。

 死んだ祖父母に遠くへ離れるなと止められるが時間切れで他界。

オレが死んだ事を知らずにキリコは初産の長男(僕ちゃん)に授乳後、喫茶店の名前を「ベンツ」と着けた理由を打ち明け、オレの気持ちを僕ちゃんに話し始めるが感極まって号泣する。

その頃、オレの恩師である篠山静夫教授が閉店している喫茶店の外に立つが、約束の藤袴を持ち寄ったがオレに渡せず残念そうに帰ってしまった。

 カフェ(ベンⅡ)ではママ兼ウェイトレスの一人二役を熟していた。

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