第2話

義姉視点


最初は優君の罪悪感だった。


だけどずっと兄妹とか姉妹とか居なくて、恋人とか恋愛にも興味なかった私に、優ちゃんは十分過ぎた。


優君に怒られたなかった。


むしろ優ちゃんはこう言ってくれた。


「お姉ちゃんは生きてて良かった。」


そう言って、顔がすごく泣きそうで悲しそうなのに、我慢して私にそう言ってくれた。


ーーーー


そして、家族として引き取ってからも優君は良い子だった。


「お姉ちゃん!!ご飯美味しいよ」


「お姉ちゃん、一緒にこれ見ようよ」


「お姉ちゃん、一緒にお出掛けてしよ!!」


私は基本誰かと一緒に居たくないコミュ障だったから、優君は私にとって太陽で天使なような人になっていた。

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2024年9月23日 08:41
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【月曜 08:41】俺を育ててくれた義姉にもう遅いになる話 少し復活したエアコン @eaconnn

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