水晶の占い

「何を占うの~?」

って、お姉さんに聞かれた。


わたしと優奈ちゃんは顔を見合わせた。


「「何にしようか?」」

ふたりで顔を見ながら、同時に言った。


「あやなっち、占ってもらいなよー」

って、優奈ちゃんに言われた。


「え、そうやなー、じゃあ、わたしの結婚相手!!」

わたしは占いのお姉さんに言った。


「きゃあああ、あやなっち、結婚相手、聞いちゃう?!」

優奈ちゃんは、顔を紅くして言ってる。


お姉さんは

「結婚相手ですね」

って言いながら、水晶に手をかざしている。


「「どきどき」」

「「わくわく」」

わたしと優奈ちゃんは、手を

ギュッ

と、握りしめてた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る