　見事、優秀賞に輝いたのは、

『黒い雨が降る』

　作者：とろり。

　です！！！

◯選評

　今の世の中にピッタリの作品だな、と思いました。

　地球は今も昔も、見かけ上は青いままです。しかし実際は全く違うのではないでしょうか。

　戦争は今もなお続いています。この作品では、現代は雨すらも汚染物質で黒く染まっていると表されています。

　さらに、この物語を読み解くと、『人の涙も黒く染まる』と題名『黒い雨が降る』が掛けられているのだと思いました。

　雨は数えきれないほどの量あります。つまり、今の時代に涙を流す人がたくさんいることを表しているのではないかと推測できます。

　５４字に詰められた思い。それは優秀賞に相応しいものだと思いました。

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