第14曲 私は天才なのだ。
ローラン 〔今のは、、ゆめ、なのか?、、〕
〔婆様、、ごめんなさい、、、〕
〔やっぱり、僕は、、、。〕
? 『こら!また言った!【やっぱり】って!』
『言ったでしょアルフレッド、あなたは誰よりも天才なんだから。』
『自信持っていいのよ。』
『あなたの音楽は世界一なんだから!。』
『ほらっ。あなたの音楽で』
『あの子を助けてあげなさい。』
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左肩を負傷し瀕死寸前だったローランは、膝を立て立ち上がった。
化け物 『!?!?』
『なじぇ、だでるぅ????』
ローラン 『ふんっくだらん音などで天才の私が死ぬとでも思ったのか?』
化け物 『ぐふふ、だでだだけでぇじょうしのるなぁぁぁぁぁあぁああ!!!』
化け物はまたローランに何かを投げようとした。
そのとき
ローラン 『始めようとしよう。』
『我がコンサートを!!!』
『アルバムッ!!!』
化け物 『!?!?』
【誓い】
ローランのアルバム【誓い】は対象に3つの誓いを結ばせる能力であり、
その誓いが相手にとって不可能に近い程ローラン自身も代償が伴う。
ヴァイオリンやチェロなどからなる迫り来る死を感じさせる音楽が奏で始めった。
死
化け物 『あぁゔぁあ、、あああああ!!』
ローラン 『誓いその1』
『貴様は我に攻撃しない。』
『誓いその2』
『貴様は我の攻撃を守らない。』
『誓いその3』
『貴様は我から逃げない』
化け物 『ぐぁぁ!ぞんなぢがいしだらぎざまもじぬだけだ!!!!』
ローラン 『知っているそんな事。今の私の身体でこの誓いを成立させれば私ももれなく死ぬ。』
『だがそれでいい。貴様はここで葬らなければいけん。』
『悪事に音楽を使う奴は裁き、困った奴がいれば助ける。』
『それがミッシェル婆様と私との誓いだ。』
そして誓いを結ぶか結ばぬかの選択時間が来た。
化け物 『ぞんなぢがい結ぶがぁぁあぁあぁ!!』
あ〜あつまらん野郎だ。
ローランのアルバム【誓い】にはもう一つ恐ろしい能力がある、、、それは。
誓いを結ばなかった者はその場で【死ぬ】という事。
では、それを相手に説明しなければ無敵では無いのか?皆そう思うだろう。だがこの最後の能力の説明には続きがある。
誓いの選択時間が来た時から10秒以内に死ぬ事を説明しなければローラン自身が【死ぬ】のだ。
もうお分かりだろう、、、
ローラン 『人の話は最後まで聞くのが常識だろう?まぁいい、余計な体力を使わんで済んだ。』
グジャァッ
|||||||||ブシュュュュュュュュュュュ||||||||||
その場は血のコンサートと成り変わったのであった。
ローラン 『だから言っただろう。』
『私は天才なのだ。』
? 『んふふ、よく出来ました。アルフレッド☺️』
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