第6話
時は、10月4日の午後2時半頃であった。
またところ変わって、下関市宮田町にあるマックスバリュにて…
大学ヘ行くことをあきらめた友美は、ここでパートを始めた。
国際人になりたいと思っていたけど、あきらめた…
フツーの人でフツーの人生を歩む方がいい…
大学に行っても意味がない…
友美の気持ちのすさみは、さらに加速した。
それが原因で、友美はとんでもないトラブルをやらかした。
この時、店内にお客様がたくさんいた。
店内にレジ応援をお願いするチャイムが鳴った。
この時、友美がレジの応対に出るために空いているレジに入った。
「おまたせしました〜」
友美は、男性客が買ったタコハイプレーンサワーの500ミリリットル缶2本とデリカの広島風お好み焼きのカンジョウをしていた。
この時、男性客が『広島風お好み焼きは10パーセント(店内飲食)に変更してください。』と友美に言うた。
友美は、キョトンとした表情で『えっ?』と言うた。
男性客は、友美に対して『店内飲食の価格に替えてください!!』と言うたが友美は応対しなかったので、ひどいもめ事が発生した。
「ふざけるな!!」
(パチーン!!)
ブチ切れた男性客が平手打ちで友美の顔を叩いた。
「いたい!!」
「オドレふざけるな!!」
ブチ切れた男性客は、友美をつかんだあとグーで腹部を激しく殴りつけた。
「いたいいたいいたいいたいいたいいたい!!」
(ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…)
それから20分後であった。
男性客は、パトカーで駆けつけてきた警察官に逮捕された。
友美に暴行した男性客は、警察官ふたりと一緒にパトカーに乗り込んだ。
男性客から暴行を受けた友美は、職場放棄して家に帰った。
時は、夜10時半頃であった。
ところ変わって、
大広間のテーブルに
再出発するために一生懸命になってがんばったのにうまく行かない…
友美は
資格がない、特技がない状態では働くことができない…
どうすればいいのか?
「困ったわね…資格がない、特技がない…と言う状態だとよそで働くことはできないわね…こんなことになるのだったらマックスバリュヘ行かせるんじゃなかったわ~」
「そうだな〜」
「結婚したいと言うても、身の丈に合うお相手はこの近くにいないし…」
「無理だよ…コンスタントに動くことができる事業所勤務で安定した収入がある人あっても、結婚したくないと言う人が多いのだよ…」
「それじゃあ、結婚は無理みたいね。」
マヤは、やさしい声で友美に言うた。
「友美さん、この際だから大学に戻ったらどうかな?」
「そうは言うけど、今の状態では無理よ!!」
「どうして無理なのですか!?」
「友美は、留学したい国がないから困っているのよ!!」
「それだったら『ジタイします~』と言えばいいのに…」
この時、友美がわき腹を抱えながら『痛い痛い…』と言うた。
マヤは、ものすごく困った表情で友美に言うた。
「友美さん、大丈夫!?」
「たいしたことないわよ…ただのはらいたよ!!」
「ただの
「寝ればおさまるわよ…」
友美は、わき腹を抱えながら立ち上がったあと大広間から出ようとした。
マヤは『待って!!』と言うて友美を止めたあとこう言うた。
「友美さん!!」
「なによぅ〜」
「友美さん、どこへ行くのよ!?」
「なんで止めるのよ!?」
「まだ話し合いは終わってないのよ!!」
「話し合いなんかしたくないわよ!!」
「どうして拒否するのよ?」
「アタシは、国際人になりたいと思っていたけど国際人になることをあきらめたのよ!!」
「どうしてあきらめるのよ?」
「留学したい国がないからあきらめたのよ!!」
「それだったら、うちが大学に申し出るから…家庭の事情で留学できませんと言えば分かってくれるわよ…」
「いらないことをしないでよ!!」
「友美さん!!」
「なによあんた!!ますますはぐいたらしいわね!!」
「友美さん!!このまま大学をやめたら、友美さんが困るのよ!!」
「困らないわよ!!」
「友美さんは、ダイケン(高卒認定試験)を取ったあと国際大学に行ったよね…大学をやめたら…」
「ふざけるな!!」
(ドカッ!!)
思い切りブチ切れた友美は、マヤを突き飛ばしたあと大広間から出て行った。
「友美さん!!友美さん!!」
マヤは、大広間から出て行った友美をくり返して呼んだ。
しかし、
マヤは、
「おばさま!!」
「マヤさん、もういいのよ…今の友美は、大学に戻ることと休学中の
「それじゃあ、どうしたらいいのですか!?」
マヤは悲痛な声で言うたが、
この時であった。
てつろうが大きな紙袋を抱えた状態で家に入った。
その際に、てつろうが持っていた紙袋の中から小さい女の子が着用する体操着が落ちた。
てつろうは、それに気付かないまま部屋に入った。
ところ変わって、てつろうが使っている部屋にて…
てつろうは、紙袋に入っていた小さい女の子が着用するインナー類をクローゼットに隠す作業をしていた。
9月末頃から10月3日ぐらいの間に
このあと、ドラマはサイアクの局面へ向かった。
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