第2話 赤ちゃんになる
目を開けると美人のお姉さんがいる。う~ん好みだ声をかけよう。
「だーっ。」
あれ、あれれ、言葉が出ないぞ。どうもお姉さんに抱かれているらしい。
「あーっ。」(テイア様。聞いてますか。)(なーに、暇じゃないのよ。)
「だだーっ。」(俺はどんな状況に置かれているんですか。)(生まれて2日目よ。母親に抱かれているわね。)
お姉さんは母親らしい。よく見ると隣にひげ面の男がいる。こちらが父親らしい。これでは動けないな。しばらくは情報収集することにしよう。
赤ん坊の体は不便だ。乳母が授乳してくれるとすぐ眠たくなる。大人たちが何を話しているのかもわからない。
「アニエス」が俺の名前らしい。とりあえず女神テイアから情報収集する。
ここは異世界で魔族や魔物がいるらしい。人間社会は貴族、平民、奴隷に分かれていて俺は貴族の生まれだ。
人間社会には獣人と言うのものがいて人間社会に溶け込んでいるそうだ。
交通手段は歩くか馬車だそうで文明は、かなり遅れている。これはトイレにウオシュレットは付いていないだろう。
「だーっ、だーっ。」(魔法は使えるのか。)(魔法は魔導書を呼んで覚えてください。)
「あーーっ。」(魔法はあるんだな。)(ありますよ。)
「あぶぶ。」(俺はどの魔法に特性があるんだ。火か水か?)(体系分けはされていません。それぞれ技術として覚えるといいですよ。)
俺は天才魔法少女を目指すことにしよう。
俺は6カ月ではいはいをできるようになる。これで部屋の外へ冒険とはいかない。乳母が俺の冒険を阻止するからだ。
その頃から離乳食を与えられるようになる。俺は肉を食べたいが無理だ。
今はつかまり立ちが出来るようにハイハイで筋力をつけるのだ。
ちなみにおむつをつけているが趣味ではないぞ。乳母に仕事をさせているのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます