少女の日のように
進藤 進
疲れちゃった
ふふ・・・。
思わず。
口元が綻んでしまった。
あまりにも。
滑稽で。
繰り返す私の思考が。
ずるくて。
汚くて。
泣きたくなってしまう。
一人きりのアパート。
窓ガラスに私が映っている。
疲れた顔。
これが。
私?
まるで。
オバサンみたい。
寒い。
寒い、よぉ・・・。
頬を伝わる涙が。
何故か、心地良い。
そうか。
泣いちゃうのも。
あり。
なんだよね。
何だか。
疲れちゃった。
今夜は。
泣いちゃおう。
そう。
思った。
私。
なのです。
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