武神戦
刀好きの蛙
第1話 日常から非日常へ
〜天界〜
真っ白な空間。そこには「創造神」が1柱、佇んでいた。
("
"現界"を元に新しい世界でも創るとしよう...)
創造神は虚空に手をかざすと、突如として2つ目の世界が現れた。
(そうだな...この界の名は...
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
〜現界〜
僕は
今日も部活終わりに友達と暗い帰り道を歩いていた。
友達は同じ剣道部の子で、小説やアニメなんかが好きらしい。
今日も彼は推しの話をしている。
「俺、親の金で推しにギフト送っちゃったんだよねーw」
「はは、」
思わず乾いた笑いが出てしまった。
何ヶ月か前は「顔も知らない人に金捨てるやつって頭おかしいよなーw」とか言ってたのにな。気付いてるかも知れないけど、この友達は少し性格に難がある。
「じゃ、また明日な〜」
「うん、またね」
と、別れを告げる。
「はぁ...」とため息をつく。疲れたんじゃない。...いや、疲れたのかも知れない。
ため息をついたのは他に理由があって、それは時間のせいだった。今は高校2年の冬。
彼女もろくに出来ないまま(作らなかっただけ)、もうこんなに時間が経ってしまった。もう進路を決めなきゃいけないな、と内心焦っている。
こんな事なら剣道に青春なんて捧げない方が良かったかな、なんて考えていた。
さっきの友達がすっかり見えなくなった頃、突然、目の前の空間が開いた。
その青黒い空間の狭間から、狭間と同じ色の短刀を持った男が現れた。
「こんばんは。君が還之堅絆くん?」
「あぁ、はい。えーっと...?」
「俺は
「神門さん...それで、要件は?」
「あー、単刀直入に言うと、君に一緒に来て欲しいんだ。」
「ど、どこに...?」
「ごめん、今追われちゃっててさ!
時間が無いんだ。強制するつもりはないけど、今の生活が嫌だったりするなら、"新しい世界"に招待しようと思って。」
絶対怪しい。これ十中八九犯罪に巻き込まれるやつじゃん。いや、確かにさっきの狭間はしっかり見たし、嘘って訳じゃないんだろうけど...
「実は俺、この世界の人間じゃないんだ。いわゆる異世界ってやつ?から来たんだよね。」
「は、?...あっ」
思わず知らない人に対して「は?」とか言っちゃった。いやそうなるって。
「まぁ信じないのも仕方ない。"あっち"でも信じない人はいるしね。」
と訳の分からないまま会話を続けてると、遠くからサイレンの音が近付いて来た。音の方を見ると、明らかに赤色灯がこちらに迫っている。
え、この人やっぱりヤバい人じゃん。
「あー、もう来ちゃったか。ここで君を逃す訳にはいかないしなぁ...さあ、興味ある?ない?どっち!?」
「な、なくはないけど...でも」
「よし、じゃあ行こう!!」
「えっちょま」
すると神門さんは短刀で空間を切り裂いた。は??どゆこと??
困惑しながら、僕と神門さんは狭間を通り抜けた。
注釈:現界→我々が住む世界のこと
ーーーーーー投稿者コメントーーーーーー
初投稿です。これから不定期にですが、このシリーズを上げていきたいと思います。
初心者ですので、暖かい目で見てくださると幸いです。誤字や1話の長さなどの指摘があれば、コメントしてくださると助かります。
拙い文ですが、ぜひとも応援よろしくお願いします。
追記:セリフの表記の仕方を変えました。これからぼちぼち更新すると思います。
今まで放置しすぎて、主人公と全く同じ年齢、時期だったはずなのにもう半年以上過ぎました。怖いですね。
武神戦 刀好きの蛙 @SwordFrog
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