第2話粘れば…

今日は蛸ん壺開店前にたどり着いた。

14時開店の時間を待っていたが、常連さんが入店したので、僕と大将はなあなあだから、入店した。

瓶ビールを注文して、たこ焼きで千茶と乾杯した。

ここの客は、皆んな後期高齢者。

だが、肩書きは凄い人が来店する。

おばあちゃんもいるが、大抵、おじいちゃんが多い。

ホタルイカやおでん、レバ焼きで瓶ビールを2人で飲んでいると、ゾクゾクお客さんが。

話の合う、同郷のおじいさんが僕らに瓶ビールを3本も飲ます。

挙句の果て、ズワイガニをプレゼント。

僕はアレルギーで食べられないが、2人前を千茶が食べた。


僕はとても恥ずかしくて、お礼を言ったが、おじいさんは、良いんだよ。黙って飲みなさいと言われた。

瓶ビール3本、グラス6杯分の奢りで強かに酔っ払ってしまった。

これから、ハイボールを飲むと言うのに。


千茶は大喜び。こんな、ノリの居酒屋は好きだと言ってくれた。

ただ、ここは常連さんで連れが女性じゃなきゃ奢ってもらえない。

皆んな、年をとっても女性がいいんだね。

今夜は、美味しく頂いた。

次回は、29日の忘年会。

これは、暴年会になりそうだ。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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