第8話 りゅうおうのおしごと を語りたい
現時点での発行巻数は18巻であってるのかな?外伝は含まず本編だけだと。調べるの面倒くさいから特に訂正はしません。あらすじとしては史上最年少でプロ棋士となり棋界最高位竜王の称号を手にした若き天才九頭竜八一が天才女子小学生を弟子にしてから始まる熱き将棋道って感じかな。この作品を読んでるとね誰もが主人公なんだって思えるんだ。決して主人公周りだけのストーリーを展開するのでは無くサブキャラにもスポットを当てて熱い試合描写と共に一人一人の決意や信念を吐露していく。でもみんな共通して持っているものがあるんだ。それは勝ちたいという貪欲な思い。試合の描写の中に毎回出てくる言葉があるんです。「熱い」。世間一般的に将棋がスポーツという印象は薄いはずだ。そしてこの言葉を将棋とリンクさせるのはなかなか困難だろう。将棋は冷静に手を指して淡々と進めるものだと思ってきたから。てかそういう風に見せられてるし。でもね読んでればわかる、将棋はスポーツだよ。1on1の孤独な戦いなんだ。確かに体を動かす訳では無い。身体的な苦痛は他のスポーツに比べて少ないだろう。でも将棋は死ぬほど頭を使うわけですよ。他のスポーツの比にならないほどに。なんせ数時間先の未来を見据えないといけないんだから。何時間にも及ぶ対局というのはさぞかし疲れるものでしょう。局所的な疲労はトップクラスに辛いものだし相応の集中力も必要になる。それを加味するとさもう将棋がスポーツじゃ無いなんて口に出せないでしょ。そして「熱い」って言葉が納得できるようになったでしょ。あの冷静に駒を置く仕草一つ一つに情熱がこもってるんだ。それがほんと格好いいんだ。みんなかっこいい。
個人的に好きな巻を挙げると、1,5,7,11巻あたりかな。次点で9巻。天ちゃん可愛いし恋心抱くベストパートもあるんだけど上が強すぎるんよね。あまりグッとくるストーリー進行じゃ無かったのもあるけど。1,5,7巻はとにかく熱いのよ。「あいが弟子になるため姉弟子に挑む」「最強の名人を相手に仲間と共に立ち向かう」「師匠が夢を諦めずに戦い続ける」もうどれも展開が熱い。もちろん対局描写もスピード感もって展開されていてのれるのれる。特に5巻は前半の集大成ということもあって感慨のある挿絵と共に強靱的な強さで名人を追い込んでたね。でもやはり強い、予想外の展開に持って行ったよ。名人の格は落ちなかったね。最新刊でもなんか普通に強いし。あと1巻の「娘さんを俺の弟子にさせてください」は良いよな。対局時の熱を持ってスムーズに展開できた。これでただのロリコンぶひぶひ将棋ラノベなんて呼ばれずに済んだよ。ただの熱い将棋ものに位上げした。
この3つとは違う方向で7巻は良いんだよ。熱いと言うよりは泣けるって方向だね。姉弟子と八一の過去をメインに姉弟子の三段リーグの苦しい戦いを描いてましたね。もう姉弟子大勝利展開ですわ。過去編だけでもそれなりに満足できるんだけど、お辛い過去バーストであの対局書くのはずるいって。応援したくなっちゃうじゃんそんなの。相手がこの作品の唯一のヒールことそうたきゅんであることが勝敗の際の感情の揺さぶりを大きくしてると思うわ。思わずおっしゃぁぁぁってなったもん読んでるとき。銀子ーーーーーーーっ!!こうなるのよ。
このラノで殿堂入りしていることもあってすごい評価されている作品であることは分かっているし俺も好きだけど、たまに気持ち悪い描写入れるのはやめて欲しいんよね。アニメはマイルドになってたけどしょっぱなからすごい始まりだからねこの作品。おしっこだぜ?これ分かるやつ多いと思うけどこの作品、くっついた後のイチャイチャが妙にねっとりしてんの。胸触って感じるところとかコスプレで遊ぶところとか。もっとさ爽やかな恋愛すると思ってたんよ。おぉ...ってなるの。イラストレーターもノリノリですごいの書くからたまにためらっちゃうのよ読むの。もっと売れるべき作品であるとは思うけど、こういう描写があるとあまり広まってないのも納得しちゃうんだよね。悔しいけど。
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