第6話 魔法教会
ゴーレムを倒したってんで、ウッキウキで眼の前の、ドアを蹴破り中に侵入する。そこにはやはりというべきか当然というべきか、小部屋と明らかな宝があった。
「こんなにわかりやすく宝箱があるなんて」
ユリカが、宝箱をか開けようとした瞬間ポッケから、このダンジョンを開けた時に使った。ピックツールを取り出し、宝箱の鍵穴にぶっ刺した。
「宝箱にも鍵かかってんのか、厳重なこったな」
ピッキングを、している間俺は少しダンジョンを考えてみることにしていた。何故かそれはいくらなんでも、短いからだ。これじゃ仮に魔道具が見つかったとしても、まともに使えるものじゃ
「空いたわよ」
どうやらピッキングに成功したらしい。宝箱に近づき中身を確認するとそこには、古めかしい首にかけるタイプのいわゆる懐中時計が入っていた。
「これ何?」
ユリカが、天面のボタンを押しそうになったが、瞬時に取り上げた。
「何すんの」
ユリカは、かなりお怒りの様子だが、こちらにも事情がある。
「いいかこの世界にはな、プラスになる効果を得る代わりに、使用者がマイナスを受ける魔道具とか、嫌がらせを目的としか考えられない全く使えん魔道具とか、そんなんがうようよしている」
「わかったわ鑑定ね」
流石にトレジャーハンターを、やっているだけあって、そこら辺はわかっているらしいが、ほんとに危ないな。爆発とかしたらどうするつもりだったんだが。
「あそこに、出口があるわね行ってみましょうか?」
ダンジョンの出口と言われても、そんな簡単に出れるのか?と思いつつ、出ることにしてみたら案の定、というよりもっと不味い自体になった。
「ここに居座ってれば出てくると思ったのでね」
出口から出ると、そこには白いローブの奴らが何人が、スタンバっていた。まさかここまで来るとは思わなかったが、
「さあシュツラン一緒に来てもらおうか」
俺は、咄嗟にユリカの腕を掴みそのまま走る、ただこれでは無理だと思ったので、足から炎を出して逃げ切ろうとした。
「あいつ等魔法教会なんでそんな奴らに追われてるの!?」
至極真っ当だが、その理由をもう知っているはずだ。1から100まで言わなくたって
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