前のエピソード――第4話　繁忙期か閑散期かに関わらずまだ登楼すべきでない人とは？

　職業童貞のみなさんこんにちは。今日も異世界においでですか？　飽きないですね。異世界のメスはどんなに童貞の妄想100％の小生行為をしても「あぁ――ん、勇者様ぁ――ん。しゅごい――、しゅご過ぎるぅ――」と悶えて全肯定してくれると思いますが、現実の女性相手ではそうはいきません。女性を満足させるどころか、自分が到達するためにも童貞さんには準備が必要なんです。今回は具体的にどんな準備が必要なのかお勉強しましょう。

　まず最初に、お風呂屋さんなどの風ノ谷で女性と致す場合は女性を満足させるという発想は完全に捨て去って下さい。風ノ谷の女性は客との行為で99.99％満足しません。経験者はご存知かもしれませんが、ここは職業童貞の巣窟であるWeb小説サイトですから言っておきます。そもそも小生行為における女性の満足とは絶頂することではありません。絶頂できればそれすなわち満足の男性とは異なり、女性にとって絶頂は行為全体を評価する一項目にすぎません。これは女性の扱い方を自慢するエッセイではありませんから、たかだかお風呂屋さん客の一人に過ぎない私が語ってしまっては私の黒歴史の上塗りです。女性を満足させる方法は素直に女性から学ぶのが一番なのでおすすめの配信者を紹介致しましょう。AVで思考がバグっている男性はとにかくレジェンド男優のしみけん氏の動画を視聴しがちですが、あなたが悦ばせたいのが女性ならば女性配信者の動画で勉強しましょう。

光杏先生：どん底地雷嬢から抽選指名になるほどの人気嬢に成り上がった元ミ包女臣（あわひめ）です。男性のためには女性を悦ばせるための情報をテクニックに偏らず総合的に発信、女性のためには主に風ノ谷嬢向けの接客術を共有する講習を行っている方です。Googleで検索すれば彼女のYouTube動画がわんさと出てきます。

　さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。そもそも女性の満足などというものは日常的に女性と行為をする機会に恵まれていて自分の男性機能に心配がない人が考えるべきことです。職業童貞やここ数年以上ご無沙汰だった男性はまず自分が行為において男性機能を発揮できるか確認することが先決です。そのために何をするか？　それは現実の女性に近い刺激で自分が到達できるか確認しておくことです。具体的には以下のアイテムを使用して手を使わずに腰の動作と現実の女性に近い刺激で自分が達成できるか確認してみましょう。

・TENGAトレーニングカップ、もしくはTENGAヘルスケアタイミングトレーナー

・コジットメイクヒップスベーグルクッション

　まずはこれらのアイテムをアマゾンで購入して下さい。そこそこ女性経験はあるけど久しぶりという方であれば使い捨てのトレーニングカップで問題なし、職業童貞や10年単位でご無沙汰の方は繰り返し使えるタイミングトレーナーの遅漏用が無難です。TENGAが到着したらベーグルクッションの穴に差し込みます。そして正常位の練習であれば床に置いて、後背位の練習であればちゃぶ台くらいの高さの台に置いて腰の動作だけで達成できるか確かめて下さい。騎乗位の練習ならば仰向けでクッションを手で支えた状態でTENGAの奥まで深く押し込みます。そして最深部に到達したらクッションは固定してそれ以降は一切手は動かさず、代わりに腰を動かします。動かすと言っても突き上げる動作はしてはいけません。何故なら突き上げると結局ピストン運動になって一般女性ができる騎乗位の刺激とは異なってしまうからです。前回アスペルガー作家の騎乗位に対する感想が残念だったのは、AV女優や風ノ谷で働いているプロ女性が行っている杭打ちピストンに憧れを抱いていたことがバレバレだったからです。一般女性を想定して騎乗位の練習をする方はクッションを手で支えた後に背筋の曲げ伸ばし運動を繰り返して細かく擦り付ける動作をすることで到達ではなくて硬度の維持を目指しましょう。

　現実の女性との行為の準備は普段の自慰行為で生じている男性の脳内小生認知バグの修正です。今回お伝えした内容はアイテムとその使い方によって手動作のバグを腰動作に直すハードウェア寄りなバグ修正案だったということになります。次回はソフトウェア寄り、つまりおかずの観点で準備について引き続きお伝えしようと思います。