第3話 まだあった。年末年始に風ノ谷に行ってはならない理由。
お正月だというのにWeb小説サイトで「欲望を満たすだけでレベルアップ! ~乳児期に寝まくっただけでレベルカンストしてました。性欲を満たしたら限界突破したので今はハーレム作ってレベルアップ中です~」みたいな気色悪い小説を読み漁っておいでの職業童貞のみなさんあけましておめでとうございます。もしくは風ノ谷情報とあらば
たかだか自分のお風呂屋さん登楼経験を語るだけのエッセイであるにも関わらず更新期間が空いてしまいました。何故か? 何を隠そう、「年末年始の繁忙期にお風呂屋さんに行くな」と前回持論を展開しておきながら、実は行っていました。お風呂屋さんに……。
だってお付き合いのある高級店が繁忙期であるにも関わらず、お得に通わせてくれて更に来年の閑散期に使えるお年玉クーポンまでくれるのです。私の行動はいとも簡単に頭部でなく下半身に支配されてしまいました。そして身をもって年末年始に通ってはいけないもう一つの理由を今まさに下半身で体感しつつ年を越しました。
下半身で一体何を体感しているか? それはお花を摘み行って小さい方を解き放つたびに感じる痛みです。そうです。
さて、本題に入りましょう。文脈からお察し頂けるでしょうが、結論は「年末年始は小生病のリスクも高くなるからお風呂屋さんに行くのはやめておこう」です。理由はとても単純で、前回述べた通り冬のボーナス直後であるから普段風ノ谷にやって来ない男性も時間とお金があるからやって来るからです。更に年末は忘年会シーズンとも重なりますから、男の同僚同士で忘年会の後にノリで来る客もいます。私が主に通っている吉原は都心における他のお風呂屋さん街である新宿や池袋とは違って飲み屋街からはさほど近くないそのためだけの街ではあります。それでも私が予約して行った行きつけのお店の店頭で数人の男性が飛び入りで写真見学を希望している姿を見ました。
普段風ノ谷を利用しない男性客の母数が増えるということは、普段以上に女性を雑に扱ったり不衛生なクソ客も増えます。
当エッセイの目的は風ノ谷に通ってでも職業童貞の方々に現世の魅力的な女性と関わって異世界逃避の幻覚症状から目覚めて頂くことですから、お風呂屋さんに行くなと止めるだけではなくて、具体的にいつ行けばいいのかも伝えます。結論を言いますと2月から通うのがいいでしょう。更に小生病に予防線を張るならば2月3週目以降がいいと思います。何故か? それは吉原に限らずほぼ全てのお風呂屋さん街のお店では最低でも月1回の小生病検査を義務付けているからです。検査で陽性が出た場合は治療が完了するまで出勤停止です。いつ検査を受けたのかは女性がSNSや街天国の写メ日記で検査結果を公開してでもいない限りはお客からは分かりません。だから月末に検査を受けるお店だと仮定するならば、1月繁忙期の検査結果が出るのは1月末です。そこで陽性であればそこから1週間以上の抗生剤治療が始まり、2週間後に再検査となります。その結果が陰性であれば再出勤の流れとなるから2月3週目以降が安全圏ということになります。
もし近々
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