第3話 3日目

「眠い……」

 彼女はまだ眠いようだった。

「頑張れ。もう少ししたら町に着くらしい」

「……町に着いたら寝れるの?」

「そりゃあ……宿に泊まって……」

 そこまで言って俺も気付く。

 宿代……足りるだろうか。

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