第2話新たな旅の仲間。登場!
魔王の四天王の一人、ミノタウロスを倒し。村は修復に取り掛かっていた。
私はミノタウロスを倒した。青年くらいの裸の男。だが赤い布が気になったので話しかけた。
「あのー。その布みたいなのはナニ?」
「これはフンドシである。」
「フンドシ?」
私は見たこともない布を気になっていると。
突然、フンドシ男が動き、壊れた家の残骸を持ち運んでいった。
「拙者は、村の人々たちを幸せにするためにここに送り出した身。まずは壊れた家を片づけることが優先。」
フンドシは次々と家のがれきを持ち運び。きれいにした。
私はフンドシの敬意に見習い。ケガをした村人を治療に入った。こう見えて戦闘向きではない。あくまでサポートか。回復魔法専門だ。
がれき撤去がフンドシ。村人の治療が私と入っていた時だ。
「ちょーーと、まったーーー。」
なにやら、誰かが大声で止めに入った。
男の子の髪型をしているが女の子だ。耳の形からしてエルフ。
この村の多くは人間が暮らしている。ドワーフやエルフはなかなか珍しい。
「なに、このヘンタイは。」
突っ込むところはそこなんだ。まぁ、たしかに分かる。
「拙者は、ヘンタイではない。みのこなし太郎。と申す。」
「ミノムシ太郎。」
「みのこなし太郎。」
エルフはフンドシの名前が覚えられず頭が混乱していた。
「とにかく、コイツは何なのかって言っているのよ。魔王の手下じゃないわよね。」
「そんなことないわ。ボケ。この人は村を救った英雄だ。お前みたいな耳長に言われたくないわ。」
「そうだ。お前のほうこそ魔王の手下じゃないのか。」
「そうよ。あなたみたいなのがいるから、襲われて悲惨な目にあっっているのよ。」
いくら村が崩壊したとはいえ、そこまで言うことないでしょ。私は村人たちの発言に軽蔑した。
エルフのほうは泣きじゃくりながら。
「何よ。なによ。だったらお前らだって悪いじゃないか。魔物が来ないと安心して何も対策してないから。ここまで、ひどい目にあったじゃないか。」
「うるさい。だまれ。遠くから来たよそ者にはわかるまい。村を守るためには金が必要なんだし、騎士団もこっからくるのに時間がかかる。そんなことも分からないのか。」
たしかに分かるがでも。と思った瞬間。
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン。
ふいに、フンドシは、家のがれきを拳一発で放ったのであった。
さすがのエルフや村人たちがあ然としていた。私もそうだ。
「そんなことやっている場合ではありません。拙者のやることは一つ、がれきを片づけて村を元通りにすることです。」
私は再びフンドシの言っていることについて深みを感じた。
確かに、今は争っている場合じゃない。村の子供たちはフンドシと一緒に片づけているのに、我々大人は何をやっているのか。
「何よ。あなたも悪いじゃないの。何者なのか聞いているのに。」
エルフが言うとフンドシは一度がれきを置き、エルフのほうに来た。
「…な、なによ。」
「何者かは、拙者と友に旅をすれば分かる。」
フンドシは手を出し。握手を求めた。
エルフは少し考え。
「分かったわ。あなたが何者か。私が突き止めてやるわ。」
そしてエルフと握手を交わし、ともに旅に行くことを約束された。
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