勇者の旅路

流天

第零話 前日譚

むかしむかし てんくうに うかぶ しまが あった

そこでは りょうどの うばいあいで ヒトのくに

マモノくに ふたつのくにが せんそうをしていた。

ながくつづいたせんそうも おわりをむかえようと

していた。

ひとのくに に ゆうしゃが たんじょうしたのだ。

ゆうしゃは さまざまな こんなんを のりこえ

ついに マモノのおうを たおすことが できた。

ひとびとは それぞれ さまざまな おもいを

もちながらも ゆうしゃを たたえた。

めでたしめでたし...

紙芝居を終えたおじいさん立ち上がりおじぎをして

いる、「パチパチ 」まわりをみるとさまざまな人たちが

拍手をおじいさんへと送っている。

そんな中でも、一番近くで見ていた二人の子供がいた。

「てんくうのしま、だってほんとにあるのかなぁ」

「そうだなぁ、そんなしまほんとうにあったらおもしろいな」

二人の子供はそれぞれ、思い思いの感想を言い合っている。

時刻は、夕暮れ時もうそろそろお家に帰る時間だ。

「じゃ、またね!」「おう、またなー」

それぞれ、家路へとつく。

この物語はこの二人のこれからの冒険の物語である。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る