知っていながら

お前の気持ちは。

気づかない筈はない。


むしろ。

その、くすぐったい温もりを。


僕は。

ずるく、味わっていた。


ごめん。

ごめん。


何度も心の中で。

あやまったけど。


それなのに。

お前は。


仔猫のような瞳で。

僕を見つめてくれるのだね?

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