元貿易会社勤め、異世界で商人となる

ma-bo-doufu

第1話 転生

いつものように、俺龍宮寺雅人は、会社から帰宅するため電車に乗っていた。

「はぁ〜。今日も疲れた。」

とブツブツ独り言を言いながら帰っていた。大手貿易会社に就職した俺は、毎日会社で終電ギリギリまで仕事をして家に帰りそのまま寝るというなんとも単調な日常を送っていた。

「おっ!新しい戦艦のプラモ出たのか。今度買お」

と携帯の画面を見ながら言っていた。なぜなら、俺は大のミリタリー好きなのである。暇あらば、戦車や軍艦などのプラモデルを作ったり、有給を取って資料館に足を運ぶほど好きなどである。それプラス重度なヲタクでもある。中学生の頃からそんな感じだったのでのでもちろん彼女はいないし、なんなら周りからは変人扱いされる始末。悲しい限りである。ちょっと泣けてきた。そんな事を考えていると、目的地に着いた。帰ったら飯食おなどを考えながら電車から足を踏み出すと急に前が光俺は思わず目をつぶった。

「な、なんだよ!!!!」と言いながら目を開けるとそこは森の中だった。見渡しても木、木、木!!!その状況に理解が追いつかなかった俺は

「ここ、どこ。」

と声を漏らした。こうして俺、龍宮寺雅人の異世界での生活が始まったのである。

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