お兄ちゃんが私にぐいぐいエッチな事を迫って来て困るんですけど!?

さいとう みさき

第一話:私のお兄ちゃん♡


 私が三歳の時にお父さんは交通事故で亡くなった。


 そして十年が過ぎ、お母さんは再婚をしたいと言い出した。

 今、私たちはレストランで相向かいに座っている。 



「え、えっと琴吹ことぶきといいます……」


 再婚相手も病気で奥さんを無くしたと言う人だった。

 普通のサラリーマンだと言っていた。

 そしてその人にも連れ子がいて、私より二つ年上の男の子だった。


 名前は伊勢大河いせたいが、結構好みの感じだった。



「初めまして、大河たいがです」



 ずっと一人っ子だった私にお兄ちゃんが出来る!


 再婚は最初反対だったけど、お母さんの為に会ってから決めることにした。

 そして今、相手の連れ子義理の兄を見て決めた。



「お母さん、私、新しいお父さんが出来ても…… いいよ」




 私のその言葉で私たちは新しい家族となるのだった。 


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