第21話 1冊ごとの編集テーマ

 しばらくお休みをいただいておりましたが、詩集の編集が終了し販売体制も整いましたので、本日より再開します。


 こうして自分で本を出すことができるようになったわけですが、とにかく1冊作ることができたらよしというわけではなく、また、金を出して人に任せてやっていけばいいというわけでもありません。ですから、自分で編集から販促までやりつつ、次の作品も書いていかねばならないわけです。


 そういうことになれば、やみくもに本の大きさやデザインを必要以上に凝ったことをしているわけにも参りません。しかしその一方で、同じような内容のものばかりを出すというわけにもいきません。

 最初こそ詩集を出しましたが、その後は、エッセイや評論なども出しています。実はゆくゆくは書籍化を目指しているものもあるのですが、そのための取材の種としての自己出版作品を事前に出してみようとも考えております。これは言うならノンフィクションということになりますね。

 こうしてかれこれいろいろな作品を作っていく中で、その書籍毎に何かのテーマを自ら課して、それをクリアすることでサンプルとしての書籍づくりを目指すとともにこちらの業務の幅を少しずつ広める努力をしておる次第なのです。


 前回の「大きな詩集 5」では、カラー写真を大増量しました。

 これは、そのうち写真付き旅行記や写真集などを出すにあたっての動作確認と書籍の出来具合を見てどう対処していくかを確認することをテーマとしております。

 まず、動作確認につきましてはその前の詩集でもカラー写真を1枚挿入することで動作実験も出来ていましたので、今回は本格的にその写真挿入を実施することで先ほども述べた通り、写真付きの旅行記を本格的に制作していくための実験も兼ねている次第です。

 現段階では、A4での写真付旅行記の制作の目途は作業的な面においてはほぼ建てられております。

 そのための取材も、既に企画中です。


 これまでにも、実は表紙の光沢の有無、さらには本文の白もしくはクリーム色での雰囲気の差などを変数としていろいろと変えてみることで、その後の作品づくりに活かすべくノウハウを得てきました。

 その結果、この手の作品ならクリーム色、この系統なら白、などという選択肢を増やせています。


 さて、今回の「大きな詩集 5」というのは、写真を大量に入れたことも去ることながら、収録した詩や短歌等の内容もまた、この年末年始の出かけていた時期とそのごインフルエンザになって療養していた時期のものを中心に据えています。

 こちらも実は、次の旅行記のための内容面での編集実験を兼ねておるのです。


 どの方面の旅行記を作成するかにつきましては、現段階では確定事項ではありませんが、既に計画段階に入っております。ちょっと日程の関係でまだ公言できる状況にありませんが、状況が見えたらこちらでも披露させていただきます。

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