第3話 月夜の君

おう、俺はアル。どうしてるのかって?今は酒を飲んで酔ってるんだよ。

俺は昔、女神に魔法使いになれるって言われて色々と努力したが、魔法なんてこれっぽっちも使えなかった。アレは夢だったのか、もう分からず仕舞いさ。

ただ、分かるのは俺は無能のままだったってことだ。それでこのざまなんだ。

今は酒を飲んで日々の暮らしをやり過ごすしかねぇ。

そうそう松明を付ける仕事??あれは俺が大人になるつれて、それしかできないのか?それなら他の者にやって貰うってことでやれなくなったよ。

俺も誰かの役に立ちたかったがこれが俺の限界みたいだな。おっとこんな夜に誰か来たようだ。

どんな奴なんだ?

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