子供時代…ノンフィクション

@mii-311

幼少期

私は6歳までおばあちゃんと暮らしていた。

と言ってもずっとではなくて、施設に預けられていた時期も少しあった。

よく泣いて熱を出していたのをぼんやりと覚えてる。

他の子供が抱っこされてるのを見て羨ましいと思いながら、怠くて動けなくて泣いていた。


多分3歳か4歳の時だと思う。


私は日本とブラジルのハーフでその頃はブラジルに住んでいた。


父は出稼ぎで日本に行っていた。

だから小さい時の父との思い出はほぼない。

一度遊びに帰ってきて海に連れていかれた時に

溺れかけて、それをおばあちゃんがものすごく怒っていた。


親戚の叔母は私の事が好きじゃなかった様で会うと

何かと口実を見つけては罰としてそこに正座しなさいと砂利の上に正座させられた。


私は叔母が苦手だった。

従姉妹と遊んでいても何かあると絶対私が悪いと言われる。

おもちゃを取られたのが私でも私が悪くて、何かを貸してほしいと言っても私が悪いと怒られた。


おばあちゃんと2人で家に居る時が一番楽しかった。

おばあちゃんはよくキャロットケーキを焼いてくれた。


母は会った記憶が無い。


生まれてすぐに父と別れて私を置いていったとか、病院に私を置いて居なくなったとか色々聞かされていた。


そんな幼少期だった。


もうすぐ7歳になる時に父が私を日本に連れていくと

言って迎えに帰ってきた。

私はおばあちゃんも一緒だと思ってたので喜んでいたが出発の時に知らされたのはおばあちゃんとの別れだった。


父は「おばあちゃんは体調が悪いからもうジュリの面倒を見れないから」と言った。

私は泣きながら飛行機に乗った。





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