第2話,いつもの日常

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ここは東京の中央区にあるギルドである。うん。

ここに数居る1人の受付の人を見て居よう。

ん? 私は誰だって? ここの部署の部長の夜霧冴よぎりさえ、26歳だ。

今日は社員の様子を見に来たのだ!

この喋り方? 面白そうだったからだ! やかましい? …それはともかく、

しっかりやっているかを確認するんだ。

この受付の名前は一ノ瀬いちのせこのは。とっても可愛い子だよ。

おっ、今丁度接待をするようだ。しっかり出来ているか聞いてみるか。

「ようこそ探索者ギルドへ。ご用件は何でしょうか。」

しっかりと言えているな。

「新橋ダンジョンに行きたいのだが」

「新橋ダンジョンですね。ギルドカードを提示して頂けますか?」

「これでいいか?」

「はい、大丈夫です。気を付けてくださいね。」

「わかった。ありがとな。」

……しっかりできたみたいだな。

「あ!部長!どうしたんですか?」

「しっかりと出来ているかを見ていただけだぞ。あと、冴と呼んでくれよ~。」

「嫌ですよ、上の立場なんですから。」

「なんでだよ。別にいいだろ、そんくらい。」

「駄目ですよ。それと、部長の仕事はどうしたんですか?」

「………」

「サボってるんですね...」

「サボってないやい!」

「ほら、後ろに秘書さんが居ますよ。」

「……え?」

「行きますよ部長。」

「嫌だぁぁぁ」

「自由だな~」

………暫く仕事をするしかなかった。このはちゃんを眺めていたかったのに。

途中抜け出そうとしたら、秘書にがっつり怒られた。滅茶苦茶怖かった。

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「ようやく仕事終わったー!」

「ホントですね。」

「…何そのサボらなきゃいいじゃんみたいな顔は。」

「あれ、顔に出ていましたか。」

「もういいや、うん。見に行こっと。」

「またですか....」

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