東鄉崩宴録

園芹くれあ

第1話

私は今絶賛イラついています

何故かって?

ゼウスのクソジジイが幻想郷に行けと言ったからです

…あ、紹介忘れてました

私は、エレボス…暗黒神を務めている者です

まぁ、暗黒神と言うくらいだからかなり忌み嫌われています(私だってなりたくてなったわけじゃないのになぁ)

そして、隣に居るのはアポロン…知ってるでしょう?太陽神ですよ…私と真逆で相性最悪なんですよ?光と闇ですよ

ゼウスの嫌がらせなんだろうけど

まぁ、慣れてますし良いですよ


「ねぇ、アポロン」

「何か?」

「いや…なんで、ニュクスじゃ無いんだ?」

「…そりゃ、ジジイの嫌がらせに決まってるだろ?もしくは、縛らせる目的か」

「それに、ニュクスを連れて行く訳にはいかねぇだろ」

「それもそっか…別に、戦争起こす訳じゃ無いからね」

「不満か?」

「いや?別に」

「そうか…良かった」

「とりあえず第三熾天使よんどこ…怖いし」

「お前なぁ…」

「え?第三熾天使じゃ弱いかな?」

「違う、俺らにとっちゃ弱いがあそこには人間も居るんだぞ?」

「全く、神がこんな弱気で大丈夫…だったな」

「?…何か言った?」

「いや、別に?ただ、戦闘になると人格変わるよなって言っただけ」

「そう?」

「あぁ、狂人だぞ」

「褒められた気しないなぁ」

「褒めて無いからな」


などと喋っていると


「お!着いたぞ…博麗神社だ」

「じゃあ始めよっか」

『我らを久遠の仙郷に導け』


「貴方達何処から来たの?」

「…ガキか?」

「博麗の巫女じゃ無いかな?」

「貴方達!どうやって此処に来たの!?」

「ゼウスの知り合いか?」

「えぇ、私は八雲紫よ」

「紫、知ってるの?」

「知ってるも何も、ギリシャの神よ」

「私は、エレボス…暗黒神だよ…よろしくね?」

「じゃあ、アポロンも自己紹介」

「面倒臭いな…俺はアポロン…太陽神だ」

「私は、博麗の巫女をしている博麗霊夢よ」

「へーよろしくね霊夢」

「…何しにきたのよ」

「警戒心があるのはいいが、今はまだただの居候だから安心しろ」

「今は?」

「時と場合によっちゃ、大量虐殺をする」

「僕とアポロンだけでやらないといけないから大変なんだよ?だから…ね?」

「まぁ、中立だね…太陽神と暗黒神の気まぐれで、この少女達の夢を壊す事はないから」

「それと、監視は余計だ…諏訪子の所に行くからな」

「だねぇ〜」

「…本当、怖いわね」

「分かるの?」

「伊達に博麗の巫女やってる訳だし」

「そうね…恐らく、一歩も動かなくても擦り傷が付けれたら上々の様な化け物だもの」


「で、此処に来たと?」

「うん…他に行く所無いし」

「というか、良くゼウスが良いなんて言ったね」

「いや、爺さんの命令…お前らの好きに幻想郷を使って良いって言ったから」

「あのね?君達二人だけでも早苗がガクついてるのよ?」

「神奈子お前親バカになったのか?」

「親バカじゃないわよ…それに妖怪なんか近づけないわよ…そんな、ダダ漏れの神力じゃ」

「比較的抑えてるのに…」

「…カオスとタナトスが居ないことに感謝するしかないのかしらね」

「ん?呼んでくればいい?」

「違う、そうじゃない」

「あぁ、アテナか」

「呼んでほしいけど駄目」

「むー、なら何なら良いんだい〜」

「とりあえず何も呼ばないでくれ」

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東鄉崩宴録 園芹くれあ @ssgd

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