幻想最古の鬼

園芹くれあ

第1話 古鬼の幻想帰り


「ただいま、幻想郷」


此処に戻るのも数千年ぶりだな…あいつら元気にしてっかな…


「とりあえず、博麗神社に行くか」


歩いていると目の前が真っ暗になった…いや、比喩とかじゃなくて本当に闇に包まれて…ん?闇


「ルーミアか?」

「やっぱり、恭なのだー」

「久しぶりだな、ルーミア」

「久しぶりなのだー」

「ルーミア、博麗神社って、位置変わってないよな?」


変わってたら詰むけど…


「大丈夫なのだー、結界の中心は変化なしなのだー」

「サンキュー、ちょっと麗華にあってくる」

「麗華は、人間なのだから死んでるのだー」

「は?」


いや待て待て、あの化け物が死んだ?

俺と互角のあいつが!?


「なんの冗談だ?ルーミア…」

「私が冗談なんて言うようにみえるのかー?」

「なら、どいつなら生きてるんだ!?」

「まず、旧地獄で古明地姉妹とペット達…」

「旧地獄?」

「そうだったのだー…地獄が新しく作られたから、元々地獄だった所が、廃墟?になったのだー」


何で古明地姉妹は残ってんだよ…ん?俺が原因か?


「はぁ、他の奴は?」

「後は、八雲家と博麗の子孫とスカーレット姉妹とその従者たちが恭が分かる人なのだー」

「流れからして、後に幻想入りした奴がいるっぽいな」

「そうなのだー」

「悪るかったな…今後人肉でも持ってってやるよ」

「ありがとうなのだー!」


さて、目標がいくつか出来たな

一、八雲の所に行く

二、幻想郷の全体の変化を確認する

三、顔見知りに会う

四、麗華の墓参り

五、ルーミアに人肉を持っていく

…これ位か?


「変わりなく、博麗神社だな…」

「貴方、何者?」

「誰だ?」

「私は博麗の巫女 博麗霊夢よ」

「ふーん、俺は恭だ」

「んで、何者って質問だが…分からないのか?博麗の巫女が」

「…貴方から出てきてる気が人なのに、私の本能が危険だって伝えてくるのよ」

「…まぁ、間違いでは無いしな」

「どう言うことよ」

「別に?昔の様に大量虐殺をする訳じゃ無いし」

「それに、あっちだと色々面倒いからな」

「混ざり者がなんの用かしら?」

「紫?その名で呼ぶなって言ったよな?」

「まだ、霊夢は若いから分からないと思ったのよ」

「博麗じゃないのか?」

「血が薄まってるのよ…」

「は?…麗華は、すぐ分かったぞ?」

「何年前よ…」

「たった数千年前じゃねぇか」

「人間は100年生きれたらいい方なの…」

「はぁ」

「…なぁ、博麗麗華は知ってるよな?」

「…知らないわ」

「おい!どうゆう事だ!何で消されてる!」

「答えによっちゃあ、てめえを殺すぞ」

「別に…貴方の想い人で代理だったのだから博麗とは呼べないわよ」

「…紫、ワードを賭けて勝負しろ」

「もう、ワードは消えたわよ」

「ちっ…壊れがあるだろ、それを使えよ」

「完全に消えたわ…今はスペルカードになったわよ」

「…はぁ?あんな拒んでたくせに?」

「殺せないから安全なのよ」

「まぁ、ワードは死人出るからな」

「…ふぅ、そんなのはどうでもいいんだよ!死ね!」

『零の太刀・夢狩り』

「そんな怒りさんな?」

『コピー 零の太刀・夢狩り』

「何の用だ?ジジィ」

「…口が悪くなったのぅ?」

「黙れよ」

『一の太刀・不死鳥』

「麗華の存在を消しやがったクソ野郎を殺そうとして何が悪い!!」

「それが、麗華殿の望みだったとしてもかの?」

「は?」

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