アークレイリ王国_ kingdom of Akureyri
——この文献には付箋が挟まれ「再調査の必要あり」と記されている。
リードラン北端の国で漁業が盛んな国。王都エイヤは国土北に広がる広大なフィヨルドの奥に位置し天然の要塞としても良港としても機能している。アークレイリ人の多くは赤髪である。フリンフロンがまだ台頭していない頃は陸路での交易には非常にリスクがあり、海路での交易も盛んだった。
アークレイリ王族の始祖はこの海上交易路を守護する兵団「北方旅団」であるとされる。またアークレイリ剣術と言えば、剣と盾を持つテクニック重視のスタイルと、両手剣で攻防一体の型を持つ豪胆なスタイルの二系統に分かれる。前者は船上でのスタイル、後者は陸戦でのスタイルとして現在では使われている。
雪に覆われる時期が非常に長い国で、農作物は南のフリン・フロンなどからの輸入に頼らざるえないが、それを補うように漁業や海産物産業がリードランで一番の規模で展開されている。また、長い冬の時期を過ごすことから、酒類の生産も盛んである。
海上交易守護を背景に自国の生産物の輸出が盛んとなり勃興を果たしたが、フリン・フロン建国とともに整備された陸上交易路の安全性を切っ掛けに、海路での運搬にかかる防衛費をナンセンスとする風潮が形成され現在は陸路での貿易にシフトをしている。しかし、北の地に生息するしっかりとした幹の木から採れる木材はアークレイリでのみ伐採できることから、今では建材の運搬に海路が多く使われている。
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