第2話 〜自分の能力と、その性能〜

...世界がファンタジーと入り混じってから、数日。僕は誰もいない静かな場所で暮らしていた。イジメっ子もいない平和で楽な世界。でも...なにか忘れていることに気づいた。それは...


「自分の能力について確認してないじゃん...」


ということ。誰も来ないし敵対のモンスターも来ない。しかも、そこら辺にフルーツも実っていたので、食事には困らず、廃墟とかしても住みやすい家を選んで暮らしていたからだ。料理もできるため、アレンジなどを加え飽きないようにしていた。しかし、平和でもなにかつまらない。最近はダンジョンも出てきているため、動画配信サイト【rebera】では『ダンジョン配信』なども流行っている。何をしようか考えながらも僕は、


「【ステータスオープン】...」


と呟いた。その瞬間にブオン...という音と共に青透明な薄い宙に浮いた板が出てきた。そこには、自分のステータスが書かれていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:〈石神 裕介〉 レベル:1 能力:スキル付与 称号:なし 種族:エルフ族  ステータス:MP:200/200 攻撃:75 魔法『攻』:100 俊敏:90 

スキル:レベルアップ促進 治癒【Lv.3】 能力・攻撃力強化【Lv.4】 生命察知【Lv.3】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

確認した瞬間に確信した。神様が強くしてくれた。いや、『チートキャラ』にしてくれた、と。それのおかげか、足も早いし、魔法も打てそうな感じがする。だが、魔法のスキルがないのに気づき、初めてメインスキルである、【サブスキル付与】を使ってみる。ほしいスキルを思いながら、つぶやく。


ー スキル付与 ー


その瞬間に体に変化が起きたことがわかった、そう体の中に魔力が入り込む感覚が。そうして、ステータスを確認してみる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:〈石神 裕介〉 レベル:1 能力:スキル付与 称号:なし 種族:エルフ族 〈New!〉 ステータス:MP:200/200 攻撃:75 魔法『攻』:100 俊敏:90 

スキル:レベルアップ促進 治癒【Lv.3】 能力・攻撃力強化【Lv.4】 

生命察知【Lv.3】 炎魔法【Lv.1】〈New!〉 風魔法【Lv.2】〈New!〉 

気配消し〈New!〉 無詠唱〈New!〉

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

成功だ...これによって自分の能力の性能が分かった。色々な能力が付与され、強くなった。無詠唱などモンスター暗殺や、『復讐』にも使える。それじゃ...今から、

イジメっ子への『復讐劇』も兼ねて、冒険を開始しようじゃないか。いざ、イジメっ子たちへの復讐へ。

          第2話 END.

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る