第8話 ランクアップ
街に戻って、冒険者ギルドに向かうことにした。
ギルドに到着し、まっすぐ受付に向かう。
「今回はどのような要件でしょうか。」
「森でウルフを倒したんだけど、どうすればいいのかな。」
「ウルフは常時依頼ですので受けることができます。ですが肉や毛皮が必要となります。肉は食堂、一般家庭で使いますので食料源となります。毛皮は毛布や服などに使われます。」
「じゃあウルフの依頼をお願いします。」
「では、こちらにお越しください。」
受付の人に連れられると、倉庫に到着した。
「ここにウルフを出してもらっていいですか。」
「分かりました。」
アイテムボックスからウルフを数十匹を取り出す。これで全部だ。
「あ、あのユメカさん。これで全部1人で倒したのですか。」
「そうだよ、群れを見つけたから倒した。」
「そうですか、規格外ですね...。肉、毛皮の状態も良いですね。魔石はどうしますか。」
「買い取ってもらえるかな。」
もしかして買い取ってもらえないのかもしれない。
「分かりました。でも59匹のウルフですか。」
「それでは手続きをしますので、受付に戻ります。」
受付の人が驚いている、なんでだろう。
「それではDランクの依頼として処理させていただきますのでギルドカードをよろしいでしょうか。」
「Dランク?」
随分とランクが高い。
「はい、ウルフの群れは50匹以上だとDランクの依頼内容となります。」
「今回のウルフ59匹の討伐をDランクの依頼達成としまして、ユメカさんをDランクとさせていただきます。」
「簡単に言うけどそんなに早くランクって上がるものなの。」
「いえユメカさんが規格外なだけです。」
笑顔で規格外と言われてしまった。そんなにすごいことなのかな。
「ではまず、こちらが依頼達成料になります。ウルフが解体されていなかったので、1割引いています。」
解体料金が取られるのは普通なので了承する。
依頼達成料は金貨1枚、銀貨15枚だ。
すごい貰ったな。これで装備も買うことができそうだ。
「ギルドカードをお返しします。これでDランクとなりましたので指名依頼を受けることができます。」
「分かりました。ありがとうございます。」
宿に戻る。昼食を食べ、ステータスを確認する。
名前 「垢月由香」 「15歳」 種族「異世界人」 職業「司書」
Lv67 HP 45000/45000 MP 44900/45000 経験値78340/90000
潜在能力「ブックポイント」
効果「本を1ページ読むごとに経験値を獲得する」
固有スキル
「ブックストア」
効果「元の世界の本を取り寄せることができる」
「魔法製作」
効果「新たに魔法をつくることができる」
獲得スキル
「鑑定、鑑定妨害」「異常状態&自然回復」「魔力操作」「空間収納」「身体強化」
「経験値増加」「並列思考」「錬金術」「気配感知、気配妨害」
「攻撃魔法」(炎、水、土、氷、雷、風)「結界魔法」「隠密魔法」「一般魔法(火、水、土)」「痛覚軽減」
「剣術」「料理」「解体技術」「地図」
称号
「本が大好きな異世界人」「ウルフキラー」
そこまで上がっていないことが分かる、称号が増えている。「ウルフキラー」って物騒な称号を手に入れてしまった。
今回戦って分かったことが、「探索魔法」があると便利だということ。
ウルフの気配は感じ取れるが探査魔法で探して倒すほうが効率がいい。
「魔法制作」
獲得スキル
「鑑定、鑑定妨害」「異常状態&自然回復」「魔力操作」「空間収納」「身体強化」
「経験値増加」「並列思考」「錬金術」「気配感知、気配妨害」
「攻撃魔法」(炎、水、土、氷、雷、風)「結界魔法」「隠密魔法」「一般魔法(火、水、土)」「痛覚軽減」「探査魔法」New!
「剣術」「料理」「解体技術」「地図」
これでよし、明日は装備や生活必需品を買いに行こう。
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