第2話 ヤベーチーム
そこから翌日になり、コメントの反映も終わってるだろうと思い、昨日確認した配信を見始めた。
「お! コメント反映もされてちゃんと見れる! よーし! 見てみようか!」
そこで私の出てるとこまでスクロールで確認して始まりから見てみる事にした。
そこではTさんがオンラインの対戦待ち受けをしながらリスナーさんと会話をしていた。
そこでアドバイスも兼ねてて会話をしていたところに対戦が始まる。
そこでTさん含め全員の今までの会話が全て止まった。
私の選んでいたキャラのチームに全員にインパクトを与えてしまったようなのだ。
ここで補足説明すると、ドラゴンボールファイターズというゲームは三人のキャラを選んで入れ替えしながら操作して対戦するチームバトル型の対戦ゲームである。
そこで私の選んだチームと言うのは……。
ナッパ、ジレン、Zブロリーなのである。
ナッパはドラゴンボールZに出て来た敵キャラで栽培マンというサポートキャラを出したり、圧倒的なパワーで主人公達の仲間達を追い詰めたキャラでもある。
ジレンはドラゴンボール
ZブロリーはドラゴンボールZの映画出演で出て来た敵キャラで圧倒的な体格とパワーで主人公達を後一歩のとこまで追い詰めた敵である。
で、何故そんなインパクトを与えたのかと言うと……。
当時のね……使用率がね……かなり低いの……。
特にナッパの場合は使い手がどこに潜んでいるか全く分からないと言ってる人も居るほどだ。
そのどこに潜んでいるか分からないのが目の前に現れたのだ。
そこでTさんが発言した最初の言葉が、
「なんだよこのチーム……ヤベーよ、ヤベーチームだ」
そこの放送のコメントでもどういう事だよとかとんでもないのが来たと書き連ねていた。
私も初っ端の発言から面白過ぎて笑いながら見てたのだ。
で、唯一勝利を掴んだとこの動画を再生してみると、
「嫌だ! このチームに負けるの嫌だ!」
と言っており、最後の負け確定の部分では、
「ナッパのゲージ技で負けるの嫌だ!」
色々な言われようで笑うしかなかった。
後日、これをネタにして自分でも言っていたが、これがどんどん広まっていって私のあだ名がヤベーチームとなったのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます