第3話

学校に着いて1年D組の教室に入ろうとしたとき「おはよ!」と後ろから声がかけられた

声の主は優だった。

「あっ、おはよ…」普段と何も変わらない優にこっちが少し戸惑ってしまった。

朝の報道を見たのであろう、周りからは気づかうような視線がこちらに向かっている。

「大丈夫?」と声をかけようとしたとき、教師に呼ばれ、職員室に向かってしまった。

職員室から帰ってきた優は保健委員であるため、

出欠をとり人数を数える。

「今日は4/3だよな…

あれ?41人しかいない、一人足りなくない?」数え直すが「やっぱ一人いない。誰がいない?」

すると誰かが「優、自分のこと数えわすれてない?」

「あっ!ホントだ、すまん!」

クスクスとした笑い声が教室に広がった


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