第20回書き出し祭りの感想

第20回書き出し祭り 特別会場 感想

■は感想依頼を頂いた作品です。開催期間中の本文の感想はこちらだけです。

■Ｔ-05　寿幻夢

◇タイトル・あらすじ

　タイトルは有名な落語のお題、あらすじからはそれを元にした創作落語と解りますが、時そばとかまんじゅう怖いも出てきてどうファンタジーに料理するのか、たのしみです。

◇本文

　いや、確かに、そう、あの長い名前、寿限無寿限無……は魔法の呪文みたいですね、しかも聞いてると眠くなりそうな呪文。実際唱えた人が寝ちゃう呪文になっちゃうわけで、不眠症の方にはよさそうですね。

　でもって、テンポもいいしオチもいい、というかオチついちゃってるですよねこれ。

　なので、短編というかショートショートとしてはすごく良いですが、これが書き出しかって言うとちょっと考えちゃうんですよね。ええ、続きがあることはわかってるんですが、やっぱりオチが付いちゃってますからねぇ。

■20-T-6．封印悪鬼

◇タイトル・あらすじ

　父様が救った村のみんな～、何しに来たのぉ？

助けを求めに来たのかそれともお礼参り（誤用）に来たのか、それを考えると本文が公開されるまで夜も眠れません。

◇本文

　なるほど、被害が出る前に鬼を祓うと一般の人にはわからないわけで、金だけ請求されたように思って不思議じゃないですね。

　その疑心暗鬼に付け込まれて鬼に魅入られてしまった村人たちが恩を忘れて襲撃してきたのですね。

　更に悪事が重なって先祖が封印した悪鬼の封印が解けそうって、これからどうなるのか。鬼は使役できるのか。あるいは鬼同同士は仲がいいのか悪いのか、続きが読みたい。

ところで1575年って長篠の戦の年ですね。

■20-T-9．金喰らいの俗物道士

◇タイトル・あらすじ

　タイトルからするとなんかガタイがよくてつるっぱげで下衆っぽく見える道士が主人公っぽいイメージですが。

◇本文

　神楽が守ろうとしている子供は未来の勇者様（英雄？）なのかな。

　神楽と子供が何者か？　佐吉と盛姫は何者か？　そして鬼って何者で何が狙いで神楽と子供を襲うのか、

　さて、後半の戦闘シーン。お金の効果が新鮮でした。なるほどそう来るか。そして神楽が知っている歌物語を通じて神楽がこの二人を知っていることを表現していますね。神楽が知っているこの二人と実際のこの二人、さて同じなのか違うのか、乞うご期待ってところでそれが知りたい知りたいから続き読みたい。

■20-T-12．祟られ内裏の香術妃　〜かりそめ女御は後宮の謎を香りで暴く〜

◇タイトル・あらすじ

　月の民に祟られている？

「香り」を操る「香師（たきし）」

宮中にはびこる奇病や怪現象。

そして「月人の祟り」

和のテイストがびんびん来ますね。楽しみです。

◇本文

　冬親くん、正体もわからない女性の前でうかつすぎ。

月の民、帝、とくるとかぐや姫だけど今回のお話には無関係かしら。

香りで昏倒させるってすごい成分が入っていそう。

薫りを糸口とした術を使うのかな。とにかく冬親くんが目が覚めてからが楽しみです。

■20-T-13．女飛脚と切腹侍　東海道五十三次幽状伝

◇タイトル・あらすじ

　幽鬼の謎と山南の秘密、この二つを軸として蘭丸と山南の関係が絡んでくるのかな？

そして兄は兄はどうなったの？

和風ゾンビ物ロードムービーなのかな。

◇本文

　あらすじから予想していたのとちょっと違いました。山南さん地縛霊だったのですね。お兄さんは残念でした。

　さて、どちらも極端に走りそうな雰囲気をもつ二人なので、ドタバタ事件が連発しそうな道中になりそうですね。次回を待ってます。

■20-T-25．【鬼姫と冴えない陰陽師】の　-都（みやこ）救済日記-

◇タイトル・あらすじ

　ロリ鬼（式神）と陰陽師のバディものなのかな。

あれもこれもいろいろありそうですがまずは本文を正座して待ちます。

◇本文

　平安の世に降臨したギャル鬼姫ちゃんがいまいち正体のつかめない朱雀の陰陽師につかまってしまい。

　鬼姫ちゃんの実家の秘密。朱雀の陰陽師のとーり君はほんとは何者？

そして、鬼姫ちゃんが知らないみたいな姉様とは？

続きはCMの後で……CM飛ばして続き読みたい。