ちょっと一服創作論・完結

文鳥亮

カクヨムはMMORPG?

 私はこの12月からカクヨムにどっぷり漬かるようになり、なにやら非常な既視感を覚えました。どうも書き手から見るとカクヨムはMMORPGのようだと思い始めたのです。

(読み手はゲームの観客です)


 この思いは近況ノートに綴ったのですが、少し加筆して記事にしてみました。


「全然違うよ」というあなた、まずは両者の対応点を見てください。



【カクヨムとMMORPGの対応】


 論より証拠、両者を対応させてみます。


  MMORPG       カクヨム


  プレイヤー       書き手

  キャラクター      作品

  クラス・職       ジャンル 

  レベル         ★

  経験値         PV

  名声?         ランキングの順位

  日々の行動       日々の執筆

  狩りのグループ(野良) 自主企画

  チャット        コメント

  ラスボス戦       カクヨムコン

  ボスアイテム      書籍化

  PK          なし(バンされます)


 どうです? これほど見事に対応しているものはないでしょう。

 ルール変更によってプレイヤーの行動が変わるところもそっくりです。



 カクヨム(書き手)の目的は書くことと読んでもらうこと、ゲームの目的はキャラで遊ぶことですよね。書き手の目的を楽しむことと考えると、ますますゲームらしくなってきます。ちなみにカクヨムのラスボス戦はソロでやります。応援団はいますけど。


 MMORPGとして少し違和感のあるところを挙げると、日々の行動(執筆)が必ずしも経験値(PV)に直結しないこと、経験値(PV)がレベル(★)に直結しないことでしょうか。しかし、ちょっと変わったゲームデザインと考えれば、特に矛盾はないでしょう。


 われわれは〇ドカワさんのサーバーで遊んでいるのです。



【結論】


 カクヨムはMMORPGである、いや少なくともMMORPGに酷似した何かである。


「執筆はそんな軽いものじゃないんだ!」というご批判は謹んでお受けいたします。

 私自身も「う~ん、ゲームではないよねぇ」と考えていたのですが、これを書いているうちに分からなくなりました。楽しみでやっていることには違いないですからね。


 あなたはどう思われますか?





♦筆者より

 お読みいただき、ありがとうございました。下記はまったく違う雰囲気の短篇ですが、ぜひぜひお読みください。


「最期の命令」 4332字

https://kakuyomu.jp/works/16817330667744486424

 

   

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