絵を好きみたい

部屋に入って来るのを感じる。


机の上で

パラパラ

と、ノートのめくられる音。


「あ、ノートに描いた絵を見てる」

わたしは思った。ふとんにくるまって。


「それ、いつも描いてる、えっちな絵やん」

霊の女の子に言ってみた。


まだ

パラパラ

と、めくられてる。


ピタッ

と、めくられてる音、止まった。


「ん?どした?」

って思った。


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