真面目にPV稼ぐタイプの奴

 いろいろ読者層を考えて計算してキャラ配置して書く異世界もの、というのにはチャレンジしてみたい。


 書きたいものはあるけど、とにかくニッチもニッチすぎて刺さる人を探すのが大変なところがある。じゃあ多くの人に刺さるものを書けばいいじゃん、と言われればそれまでなんだけど。


 とは言え


 何で書いてるかというと「なかなか自分好みの小説が見つからないから自分で書いてしまえ」なんだよね。


 つまり、需要がないから供給もない。

 そんな供給がないから需要もない。


 ニッチの世界に生きている。

 でもニッチだと読まれない。


 いやこれどうしよう。


 例えば「これが人気!」という感じのものを読んでみようと思って開いてみる。


 ※※※

 俺の名は〇〇。普通の高校生だ。


 訳あって異世界に転生したわけなのだが、急に金髪のエルフに絡まれた。


「ちはーす!転生の方ですか?異世界は初めてですカ!?」

「アッドモ……」


 陰キャの俺がマトモに女の子と話せるわけないだろ!!!

 どーするんだよ!???

 異世界初日から俺大ピンチ!??

 ※※※


 内容はともかく、文章のリズムはこんな感じのものが多い。ライトに読めると言えば読めるけど、ニッチさんのお話にはそぐわない文体。「陰キャだけど異世界転生したらスキル『執着』でエロゲ真っ青ライフ送ります」でどうだろう。


 主人公は俺。思い込み陰キャ普通高校生。実は異世界の魔王族に転生してる。ヒロインは金髪エルフ。主人公にべた惚れというか、魔王族と子を成すことを目標としている。基本ライトエロ。魔王族なので基本モテる。でも中身はクソ陰キャ。


「俺様の子種を持ち帰るまで里に帰るなと里長から仰せつかっております!」

「でで、でもそんな出会って5秒で合体ってAVじゃないからムリだよ……」

「エーブイとはなんですか?絶倫の魔物でございますか?」

「何でこの人すぐ下ネタになるかな……」

「神聖な生殖行動のことを話して何が悪いのですか???」


 全く何も考えてないな……。


 でもそういう方が気楽に読めるのかもしれないなぁ……。日記感覚でこういうのを書いていく、というのもやってみる価値はあるかなぁ……。


 そしてこれが読まれる作品になるわけではない……ギャグが少し古いね。流行の研究、大事ねえ……。

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