第3話 立浪学園中等部編(3)

生徒会が始まった。

「では、各クラスの意見発表の代表の方は前の椅子に座って下さい」と生徒会のアナウンスが流れる。

「今回の議題はテスト前は放課後練習会を開くかどうかについてです。賛成の意見のクラスはプラカードを挙げて下さい」自分たちのクラス以外が賛成のプラカードを挙げた。

「僕たち3年2組の意見は賛成です。なぜなら、分からない所を聞けるからです」と賛成側のクラス代表が述べた。

「ありがとうございます。反対のクラスの代表者は手を挙げて目の前にあるマイクを使って意見を述べて下さい」生徒会のアナウンスが流れた。

「議長、発表前によろしいでしょうか?」と聞いた。

「どうぞ」と議長が言った。

「生徒会の案は素晴らしいものでした放課後も分からない内容を聞ける,,,素晴らしい案です」と言ったところで議長が言った。

「賛成意見の発言なら先ほど終わりました。反対意見がないのならご着席ください」

「しかし、我がクラスでは反対意見の方が多くて反対側だった友達をサポーターとして呼んでもいいでしょうか?」と僕は質問した。

「生徒総会の代表は基本的クラス一人と決まっています。一人での発言よろしくお願いします」しかし今受け入れたら有村が来れなくなる。僕は委員長との計画通り議長に言った。

「代表ではありません。僕のサポーターです。生徒総会のルールにサポーターを呼んではいけない。しかも、載っているのは「基本的1人」であり「義務」ではない。逆に載せてなかった生徒側に問題があるのではないでしょうか?」そう発言すると生徒は面白がって「そーだ」など騒ぎ始めた。

生徒会の議長の2人は迷っていたが「許可します」といい認めた。

「では、有村君お願いします」と言い内野は有村を呼んだ。

前回の生徒総会学校でも話題になったため記憶に残っているものも多いい。有村が立ち上がり内野に向かって歩き始めると前回の有村劇場を期待している生徒から拍手が湧き上がった。

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