第2話 三原中学校編(2)

体育の授業が始まった。「トイレで遅れました」といい僕は途中参加した。

授業開始前、男子たちはニヤッと笑い「もう、いっそのこと生駒に全部走らせる?」と言い始めた。しかし早乙女達はフォローすることはなく、むしろ「じゃあ、帰って来る前に決めちゃえ」と推した。


1(100m)

10(100m)

11(100m)

12(200m)

13(200m)


生駒は走順をみて言葉を失った。全力ダッシュで700m?、しかも10〜13ってノンストップじゃん。

「生駒感謝しろよ、野球に体力は必須だぜ」肩をポンと叩きながら乙黒ニヤニヤしながら言った。

その頃、C組では一人の女子が先生に指導されていた。富岡麻里、富岡奏の双子の妹である。しかし、性格は正反対でサバサバした性格で下ねた好きという男子に好かれやすい奴である。

「麻里、授業には集中して受けなさい」

「嫌だ」麻里は反抗した。

そして、勝手に「話終わったっぽいから遊んできまーす」といい教室を飛び出した。先生は「はあー」と、ため息をついていた。

その頃、体育の授業では僕は自分の限界と戦っていた。「流石に連続で600mダッシュは厳しいって」ノンストップだから休憩する時間はない。でも、負けるのは嫌なので無事1位をキープしてゴールした。

「もう、これから全部生駒でいいんじゃね」と乙黒がとんでもないことを言い出した。僕は「いい加減にしてくれ」といい倒れたのだった。

その頃、麻里は授業が終わり目が覚め男子達と遊びだした。「椅子と机を移動しサッカーを始めた。

「海斗シュート!」と言い思いっきりボールを蹴る。ガラスが割らないか心配だが言っても無駄なので誰も言わない。

「海斗ヘボすぎー、麻里シュート!」そう言って麻里は思いっきり蹴ったビールを海斗の股間に当てた。

「麻里、それはエグいてー」海斗は笑いながら言う。そして「おかわり頼む」と海斗は付け足した。

「海斗変態やん!麻里シュート!」

それからも麻里たちの遊びのエスカレートは止まらず危険なレベルまできていた。事件の発生まで、あと1分。

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