第1話 三原中学校編(1)

遅刻3分前、一人の少年が走っている。3年B組所属の田村零央である。田村が学校に登校するのは遅刻ギリギリの1分前。秋元は学校の試験で学年順位1位の優等生だ。授業は超集中して取り組み結果を残す。先生が大好きな生徒の鏡のような優等生だ。でも、秋元は親が勉強が命だったので部活にも体育の実技の授業も「身体を動かす時間があるなら頭を使え」という理由で今まで参加させてもらうことが出来なかった。田村と秋元は同じ班なのもあり授業中全て起きれない田村は秋元に聞きにいく。

「秋元、因数分解教えてくれないか?」

「田村、授業中ぐらい起きとけよー」秋元は呆れながら言った。

「秋元君、寝ているひとを甘やかしたらダメよ」奏が会話にはいってきた。

「うるさいなー、かなでん」かなでんは奏のあだ名だ。

「間違ったこと言ってないでしょ!」奏は言った。

「いやいや、かなでんはわかっていない。授業中の睡眠はジャスティスだ」田村はカッコつけながら言った。

「田村ワールド、理解出来ねー」秋元が笑いながら言った。奏も「同じく」と言った。

A組では生駒組って呼ばれている乙黒健太と早乙女康介と仲良し3人組いた。

「今日、体育リレーだよな」と早乙女

「でも、僕らのチーム今日15人中4人欠席よ」

「授業始まる前に時間かかるから授業前に決めちゃう?」乙黒は賛成した。

「みんなに聞いてみるか!ねー、リレーの順番とか時間かかるし決めちゃわない?」と僕はクラスメイトに聞いてみた。

「先生、欠席した人の分は他のカバーは今いる人が複数回走るらしいよ」

「話中、申し訳ないけどトイレ行ってくる」僕は教室を飛び出した。男子達は「大丈夫だよ」といい顔を見合わせニヤッと悪そうに笑った。

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