第20話 新戦力

ここは帝京第一中学校。放課後、1年生3人が集まり話あっていた。

「五十嵐、サンダーズって知ってる?」

「ああ、草野球チームで前回の大会でトップレベルに弱いチームにボロ負けした所だろ」長身の男が答えた。

「二宮、山王、成田も誘ってるんだけどさ、俺ら5人が入ったら優勝出来るんじゃね」

「なるほど、俺(五十嵐)、二宮、山王、、成田、加藤か優勝出来るんじゃないか」その後、二宮、山王、成田も同意し一週間後に三原中学校の生駒に提出する事になったのだった。申請を受けて喜んだ三原組だったが海野は反対した。「彼らは、確かに上手い。でもチームを乗っ取られるぞ」と。この話を聞いてメンバー全員と僕は相談する事にした。

「バッティングなら海野は痛みがでなければ出場可能だ。ピッチングは出来ないから野手限定になる」僕は説明した。

「すでに、現在の野手のスタメンが一人落ちると言う事ね」奏が言った。


(二期生にポジションを奪えれた場合)

投手 二宮和也(新)

捕手 田村零央

一塁 賀喜真人

二塁 山王純一(新)

遊撃 加藤恒星(新)

三塁 五十嵐大介(新)

外野 海野晴太

外野 生駒or齋藤

外野 成田陸斗(新)


この、状態は酷すぎる。海野が言う通り素人組は賀喜と内野しかいない。しかし唯一賛成した者がいた、内野だ。

「2ヶ月経ったら俺たち立浪学園組は引退しなくてはならない。しかも、海野が今後痛みなく活躍出来るとは分からない。俺たちか二期かポジションをコンバートしてやればいいと思う。」

確かに、人数的に最低でも3人集まらないと立浪組が引退後試合後出場出来ない。てか、1人集めないと立浪組は引退すら出来ない。しかも申し訳ないけど抜ける立浪組のポジションは二期で埋めることが出来る。落ちたとしても創立メンバーは2人だ。僕はみんなに言った。

「二期生を加入させよう。いいかな?」

みんなは顔を縦に振った。

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