そのヒーロー達【☆!?激カワ&激強?!☆】女子小学生ヒーロー達が異能力を駆使して神様とガチバトル!『お狐様?――関係ないよ!大切な人を傷付ける神様なんて、ぶっ飛ばしてやるんだからっ!』
虹うた🌈
プロローグ
皆さんは、ヒーローっていると思いますか!?
強くって―――!
優しくて―――!
美しくて―――!
大切な人を守る為に全力で戦う、本物のヒーローです!
☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔
「―――
優しく話し掛けられ、桜の頬はサクラ色に染まった。
「は……は、は、はぃぃぃ~ らいろうぶですぅ~!」
緊張のあまり、変テコな声になってしまう。
その人の両腕にお姫様ダッコされてドキドキが止まらないなんて、女の子同士なのに、変なわたしっ―――!
ヘルメットに隠れて見えない、その人の顔を、じっと見つめてしまう。
「ふふっ、そんなに見つめないでよ。私の顔に何か付いている?」
そう言って、その人はモンスターの集団から少し離れた場所に桜を下ろした。
「ここで待っていてね。私、もう行かなくっちゃ―――」
その言葉を残し、そのヒーローは駆け出して行く。
桜は夢心地のまま―――遠のいてゆく頼もしい背中を見つめていた。
「突き進め!稲妻ダァ―――――――シュッッツ!!!」
全身を
誰も―――そのヒーローの足を止めることは叶わない。その通り道にいたモンスターは次々と倒れ、
黄色い稲妻が向かっている先には、モンスターに囲まれ奮闘する二人のヒーローの姿があった。
「―――二人ともゴメンっ!遅くなっちゃった!」
「―――ふふっ遅いわよ!私達二人で、全部倒しちゃうところだったわ!」
「―――待ちくたびれちゃいました。残り……お願いしちゃっていいですか?」
などと楽し気に会話を弾ませながら、その三人のヒーロー達は目配せをし合う。そして、周りの状況を確認する為にお互いに背中合わせの陣を敷いた。
今の三人は―――
数え切れないほどのモンスターの群れに、取り囲まれていた。
「―――ふふっ、楽しくなってきたじゃない?」
「―――うん!絶体絶命だね、私たち!」
「―――二人とも、何だか楽しそうです」
「―――ええ。だって、お掃除のし甲斐があるもの」
「―――アハハ!その言い方!確かに、やり甲斐あるかもっ!」
「―――それじゃあ、そろそろ始めちゃいます?」
「―――ええっ!」「―――うんっ!」
「「「それじゃあ、大掃除を始めますかっ!!!」」」
気合の声と共に、三人のヒーロ―達はモンスターの群れに向かい駆け出した。
紅いヒーローの両手両足は
やがてそれは熱波を伴った荒れ狂う渦へと変わり、
黄色いヒーローは目にも止まらぬスピードで、モンスターの群れの中を駆け抜けてゆく。その全身は黄金色に輝き、まるで稲妻が
彼女が通り過ぎた場所にいたモンスターたちは、次々に霧散し消えていった。
青いヒーローの周りには、優しい風が吹いていた。
ただ不思議なことに――彼女はゆっくりと歩いているだけなのに、周りにいるモンスターが次々に切り刻まれてゆくのだ。
モンスターの群れの中を歩く彼女は、のんびりと散歩を楽しんでいるだけに見えるのに彼女に襲い掛かろうとした――いいや、彼女に近寄られたモンスターは、全てバラバラに切り刻まれ消えてゆく。
全ては―――
あっという間の出来事だった。
何十何百といたモンスター群れは、あっという間に三人のヒーロ―達に
彼女達の言葉を借りれば―――
『お掃除のお時間』は、もう
―――すごい!
みんな、すごすぎるよ―――っ!
わたしだって………!
守られてばかりじゃ、嫌―――!
私も、強くなって誰かを守りたい!
―――私も、あんなにも強いヒーローになりたい!
そう強く心に誓った桜の
強敵に立ち向かってゆく、三人のヒーローの姿が鮮明に焼き付いた。
☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔☆⚔
私ね、ヒーローはいるって思うんですよ。
だって―――
私の中には、ずうっといるんです。
いつ―――?だったのかな?
だれ―――?だったのかな?
どこ―――?だったのかな?
ふふっこんなに力説しているのに、何にも知らないなんて可笑しいですよね?
でも私は――なりたいって思ってる。
私の心の中にだけ存在している、あのヒーローたちみたいに―――!
☆あとがき☆
こんにちは!🌞、こんばんわ🌙!―――そしてそして!初めまして!
わたくしは、この物語の作者、虹うた🌈と申します。
まずは星の数ほどある沢山の物語の中から――
この物語のページを開いて下さり、本当に本当にありがとうございます!
これからも、どうぞ仲良くして下さい (*_ _)ペコリ
さあ、物語が始まりました~!
明日から、本編が始まりますよ!
もしもこの物語を気に入って下さったなら、☆と💗そして――作品とわたくし虹うた🌈のフォローで応援よろしくお願いしま~す!
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