嗚呼、悪食の子らよ

１．リストランテ Ｇｕｒａｎａｔ

　某県某所、端的に言って山奥。「リストランテ　Ｇｕｒａｎａｔ」は、そんなアクセス最悪山道の終着点にある。完全招待制という「金持ちの道楽」以外の言葉が思い至らない営業方針で、向かったものは二度と帰らない、わけではない。そんなことをしていたら大問題である。

　しかし、金持ちの悪い噂とは事実無根であろうとも爆速で広まる。そりゃあもうとんでもない早さで。昨今の炎上ニュースと肩を並べる勢いで。むしろ、世界最古の炎上とは金持ちに対するやっかみなのかもしれない。

　そして、今日もまた「リストランテ　Ｇｕｒａｎａｔ」に招待されるものが一人。