高校二年生

第1話

入学当初に比べてかなり今はネガティヴ思考になった。みんなと違って俺はADHD、そしてバカ、だからいつもそれに振り回されて、困って、屈辱感を味わい、結局孤立する。

意志の力も弱く、物事を決定する力もない。バカなことをしてしまう愚鈍さが周りを引かせて、俺に近寄らなくなる。

誰も俺を必要としてくれない。俺がもし死んだとして悲しむ人がいるか？いないんだ。

一つのことを貫き通す力がない。

何もかもがダメな死んだ方が幸せになれる男、それが俺だ。

死にたい。周りの目ばかりが気になるくせに俺は誰からも見られちゃいない。見られていたとしてもそれは軽蔑の眼差しだ。

俺は普通になりたかった。周りと同じように仲の良い友達と、俺の居心地の良い友達と、笑い合っていたい。でも俺の愚かな性格がそれを許さない。

グニャングニャンに回る俺の意志は普通を遠のかせ、俺をどこまでも深い孤独へと誘う。

ADHDだから、そして俺の性格が終わってるから。普通を装うことしかできず、絶対にボロがでて何もかもが消えてなくなって。

生きづらい。本当に心が廃れる。人と分かりあうことのできない俺に人に興味を持たせるのは何故なのか。

とにかく最悪な修学旅行だった。

テンションぶち上げで楽しんでる風。装ってるだけ。本当は何も楽しめないし、辛い。

本当に辛い。生きづらい。

周りできちんと楽しんでる人たちが羨ましくて、妬ましくて、痛くて。

俺のする言動一つ一つが俺にグサグサと刺さり、血が出て、ぐちゃぐちゃになって、楽になることすらできず、灰色の日々を送っている。

修学旅行、それを一言で表すなら、

屈辱、

である。

疲れた。

ひとりぼっちの俺は今日も明日も明後日も予定はありません。

どうか俺に普通を下さい。

それができないなら俺から人への関心を奪ってください。

本当に辛いんです。

死んだらどうなりますか？

良い世界は待っていますか？

俺に死ぬ権利はありますか？

地獄とか抜かしますか？

何故俺はこんなに何もかもが終わってるんですか？

君たちは何故俺をバカにするんですか？