第九話 〜お店での雑談と、連のアイデア〜
「...賑わってるねぇ」
ここは、この街で一番人気である【KnightKitchen】と言う名の食堂。食事は美味しそうなものばかり。僕は【オーク肉のハンバーグ】、結奈は【ラピッドホーンの混ぜ混ぜサラダ】、雄は【ラピッドホーンのサンドウィッチ】を購入。銅貨8枚ですべて買える、安くてありがたい。ようやく席を見つけ一安心。席について三人は食事をし始めた。
「ん〜!美味しいねっ!」
「これは完全に賑わうよ...安いし美味しい。」
安いから不味いのかと思いきやすごく美味しかった。その美味しさを噛み締めながら、話し始めた。
「そういえば...なにか買うものとかある?僕は装備がほしいんだけど...」
そう、昼食後の予定についてだった。何も決めていないのもつまらないので、この時間に決めようという話をしたのだった。そして、一番最初に案を出したのは雄だった。
「俺はバックがほしいかもな...収納道具がなくて困ってるんだよ。」
珍しい。バッグとか興味なさそうにしていた彼がバッグがほしいという言葉が出て驚いてしまった。まぁ、異世界だし、アイテム収集とかもあるためだろうな。
「私は...連と同じかなぁ。」
やはりそうだろうな、ゲーマーの結奈が装備を欲するわけない。でも、それもそれで納得はした。お金も溜まってるけど、なんか物足りない。その欲望があったため、僕はある『アイデア』を話した。
「あのさ...『お店』開かない?」
「「え?」」
まぁ、反応はそうなるよな。でも僕はなりふり構わず話を続けた。
「そりゃその反応はわかるけど、お店開けばお金も稼げる。しかも、僕たちはもう最強のようなものだろ?」
「確かに...そうすれば好きなものも買えるし食費も危ないことをあまりしなくて済む。それは俺も賛成かな。」
「私に関してはお店を開きたかったから、それを叶えられるチャンス!私も賛成だよ!」
お、満場一致。これは僕の考えが功を奏したんじゃないんだろうか?ということで...
「ご飯食べ終わったら、物件探しだな!」
「「おー!」」
第9話 完。
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