第六話 〜任務遂行、そして乱入者〜 ドラゴンの目線

...転送が完了した様子だな、俺も。さて、まずは自分の能力などを確認しなければいけないな。転生が完了したとしても此処が本当に『あいつら』のいる世界とは考えにくい。では、〈ステータスオープン〉。

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名前:〈ナイまる〉(Nナイ) レベル:1 種族:竜人族 能力:なし ランク:F

ステータス:HP:150/150 MP:200/200 攻撃:80 防御:90

魔法『攻』:60 魔法『防』:75 スピード:70  職業:戦士

スキル:ドラゴン変身 能力強化【Lv.2】 身体強化【Lv.4】 空間察知【Lv.2】

隠蔽【Lv.1】 マーキング 鑑定 

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なるほどな。完全にあいつらのいる世界に転送された様子だ、安心できるよ。

確認した結果、まあまあ近接系のステータスの様子。近距離得意な俺にとって嬉しいステータスってものだな。


「さて...街に行くとするか。あいつらはそこに行った様子だし。」


もともとオリバーからあいつらのいる場所は教えてもらっている。ありがたいな。

ここから、東に徒歩30分ぐらいで着く【アルシードの街】と言うとこに向かって歩いているとか。逆方向なんだけどね、あいつらの行っている方向はね。それにしても広いものだ、この世界【エルドグ】は。それじゃ行くとするか。


「【身体強化】!」


キュルイン... バシュッ!


早いな。こんなスピードで走ったことがないから珍しい。この感じだと数秒で着きそうだな、便利。


〜数秒後〜


到着した。本当にあっという間に着いてしまった。でも、あいつらのほうが絶対に先だということは重々承知している。なぜかって?もう門番の人に聞いたからである。

ここから、すぐ近くにある【霧の森】の最奥に向かったと言うそうだ。なんか嫌な予感がするのですぐ向かうとしよう。


【霧の森】〈入口付近〉

空間察知能力であいつらのいる場所はだいたい分かる様子だ。それでは気配を消して入って行くとする...か?まて、これ危なくないか?流石にあいつらだから強いのは

分かるけれどもランクCのモンスターに囲まれそうになっている...これはやばい。

よし、此処でこそドラゴン変身能力の出番だな。


「【ドラゴン変身】」


...よし、ドラゴンになれた。あとはあいつらのとこに行って敵をなぎ倒すだけだ。危険なのは重々承知だ。でも友達が危ないとなれば俺も動く。助けに行くから、

そこで待っててくれよ...!〈連〉、〈結奈〉!

                     第6話 完。

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