第13話
おまちかね、ドラクエ5の結婚である。
やはり、印象に残る。決して、他に思い出がないわけじゃない。
もちろん、最初はルドマンに求婚だ。三回は求婚した。おっさんずラブ。
プレステ2の人形劇、DSのデボラ
なぜ、二つの端末でプレイしたのか。その理由はおれにもわからない。きっと惹かれるものがあったのだろう。
ぼくは、ビアンカの境遇に同情した。
だから、まず、ビアンカ。
ひたすら、幸せとおっしゃるので、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
今は、男目線だよな、とか、ドライなことも言えてしまう。年取ったな。
ことある毎に、ビアンカに話しかけた。
セリフを聞くのが面白くて、シナリオが進むたびに、すべての街にいって、セリフチェックしていた。
だが、記憶がない。加齢とはおそろしいものである。
カジノで、バニーガールに話しかけると怒るんだっけ??
ある街で、ずっと迷っている戦士の話とかしてた気がする。
ヘンリーのところでも、何かセリフはあったはずだな。ヘンリーのお嫁さんみたいなほうが良かったか、とか、ジェラシーみたいな。
モンスターじいさんの管理体制に疑問を持つのは、ビアンカだっけ??
キラーパンサーとの再会を喜ぶセリフもあったと思う。ほほえましいなあ、とか、幼なじみ感があるな、とか思った気がする。
いやー、記憶が曖昧である。
ああ、結婚すると、義父が元気になるんだよね。
当時は、「そんなに影響ある?!」と思った。
今もわからないが、なんとなく、嬉しいもんなんだろうな。
恋愛している女性は、顔から雰囲気から違うもんな。親ならなおさらそれに気がつくだろうし、幸せオーラ全開の娘を見れば、元気にもなろう。
ただ、一番残っている記憶は、ミルドラースにメラゾーマ連打するビアンカである。がっつりメインで戦ってもらっていました。ごめんなさい、お義父さん。
でも、ファミリーになってから、棺桶は不要だった。細心の注意を払って、安全策をとっていた。ドラクエ5をプレイしてから、デスルーラと自爆特攻がかなり減った。減ったというか、ほぼやってないな。
キャラへの愛着を深く持つようになったきっかけがドラクエ5である。
ちなみに、ファミリーで一番好きなキャラは、スライムナイトのピエールです。ぼくはピエールも、ファミリー認定している。大好きだ。
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