能登半島地震において、やっている感を出しているNHKの報道と岸田内閣に小さな怒りを覚えました。

──『私には何もできないけれど、できる人がやらないのはもっと罪でしょう』──

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 タイトルと冒頭言から書いています。タイトルを変えました。最初のタイトルは「逆張りオタクは現代の哲学者」でした。冒頭言も変えました。最初の冒頭言は「周囲の光景を戻せば、それは時間が戻ったのと同じだと思うんだ」でした。

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 2024年1月9日(火)。21時28分。


 こんにちは。井上和音です。


 NHKnewsの記事から見てみましょう。


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 「NHK「BSの3チャンネル(BS103)」で能登半島地震の情報を放送」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240109/k10014315041000.html)


 『能登半島地震で特に被害が大きかった被災地ではインフラが寸断されたため、NHKの総合テレビが見られなくなっているところがあり、被災者の方から「衛星放送で災害の情報を知りたい」という声が寄せられています。(…)』

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 こんにちは。井上和音です。


 NHKの全国ニュース、NHKnews7で全国放送の中で「寒さを少しでも和らげるために、直接床に寝ることをせずに、ダンボールを敷いて寝るなど少しでも体温を奪われないようにお休みください」とか。放送していたのですが、「これって、全国放送で言っても、被災していない99%くらいの人にとっては有益な情報にならないのでは?」と逆張りオタクのようなことを震災直後から考えていました。

 

 それで、ツイッターで出てきたNHKのニュース記事。能登半島では放送基地が壊れたのでNHKの総合テレビは映らないということでした。ちゃんちゃん。


 ちゃんちゃんというか。何のためのNHKnews7の全国放送だったわけさ。1%くらいの被災地の方のための放送だったのに、被災地の方が見れていないと分かっていてこういうニュース流したのでしょうか。全く意味なくないですか。全く意味なくないですか。


 NHKさんは「自分達は災害の報道に向けてやれることをやっています」アピールでしかなかったということで正しいのでしょうか。基地局が壊れて放送が受信できていなかったことを承知で、全国放送で被災の際の注意点とか流していたのでしょうか。


 それでいて、NHKnews7の放送時間を延長して、被災地の為にやってます風を出していたのでしょうか。


 何のため。誰のため。全国民を騙すため?


 ちょっと世の中が嫌になってきました。


 またNHKニュースの記事から引用しましょう。


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 『ふるさと納税で被災地支援 仲介4サイトの寄付総額21億円超に』(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240109/k10014315051000.html)


 「各仲介サイトの特設ページを通じて集まった寄付金はサイトの利用手数料を支払うことなく、自治体が受け取ることができるということです。」

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 このニュースを見て「手数料取っているのかな。もう世の中嫌になった」と思いましたが、手数料は取っていませんでした。よかった。ただの寄付金なのかな。


 日経新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC051VD0V00C24A1000000/)によりますと、「自治体は寄付全額を復興支援に充てられる。」と書いてあるのでいいことなのでしょうね。きっと。


 ところで、「寄付全額を」と書いてあるので、他の募金とかは「寄付全額を復興支援に充てられる。」ことはないのでしょうか。


 LINEヤフー基金とかは有名ですね。ヒカキンさんも1000万円と寄付した動画が流れましたが、LINEヤフー基金が中抜きをしているとかそういうのは陰謀論らしいですね。


 ただ、まあ。ふるさと納税だろうとLINEヤフー基金だろうと、集まったお金が力を発揮するときは復興の時なのですよね。震災で最も苦しい時って、震災が起こった後の一次避難生活が続いている時が最もきついときだと思うのです。


 北陸で雪が降る中、体育館で布団だけで寝ろと言われても、自分にはきつすぎます。ようやくトイレが設置されたり、動いているような雰囲気は出していますが、まだまだ孤立した地域も多くあります。


 自衛隊のヘリからの物資輸送とかも頑張っているとは思いますが、在日米軍が救助の用意があると言っていたのに、いまだに防衛大臣から明言がないのはなぜでしょうか。ヘリや船から救助したり、孤立地域に支援に行くのならば、即決即断で在日米軍にも手伝ってもらう必要性はあったでしょう。


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 「米軍も後方支援の準備 能登地震」(https://news.yahoo.co.jp/articles/7c2587ffb01eda2925f787abfc0b1723e15b9d96)

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 木原防衛大臣は熊本の大先生ではありますが、在日米軍に対して「用意はあるので負担にならない限りで検討したい」と話していますが、在日米軍が救助活動や支援活動に参加したという報道は一切ありません。


 言っていいのか分かりませんが、防衛省の対応が遅すぎます。孤立地域があって道路が寸断されて、ヘリなどの機体が足りないのならば在日米軍に支援を求めることは、時間との戦いの中で必要な要請だったのではないのかと考えています。


 だった、ではなくて、今すぐ動いてよ。今できること、ただの国民の私には何をしようと、今避難生活を強いられている能登半島の方々には、何も出来ないのですよ。何もできないんです。被災者は今が一番苦しいのです。募金をしたところで、復興に使われるだけなので。今、苦しんでいる人を助ける方法は、私には何一つ無いのです。


 木原防衛大臣が動くかどうかだけで、被災地の人への物資の支援、調達するための航空手段、船舶。様々なことを動かせるのは木原防衛大臣の一声なのです。動いてくれよ。自衛隊は頑張っているけれども、もっとできること──在日米軍に力を借りること──とかができるのであればやるべきでしょう。何でやらないのですか。何のための権力なのですが。何のための決定権なのですか。


 復興よりも今が一番きつい。二次避難に向けて、全国の公営住宅を明け渡し、避難民を受け入れ始めた体制が整え始めたと聞いています。そこへの移動手段はどうするのでしょうか。道路が寸断されている孤立地域はどうするのでしょうか。全ての手は尽くしたのでしょうか。


 今回の地震で学んだことは、一次避難の深刻さです。熊本地震の際は4月だったのでまだ過ごしやすかったと思われます。今回は冬の能登地方で、高齢の方が多い。一次避難をすればいいという防災対策では、震災関連死などの人災は防ぐことができません。一次避難の期間をいかに短くしていくかという議論が、能登半島地震の後に起こらなければ、私は怒ります。怒りますね。学べよと思います。世の中がもっと嫌になるでしょう。やってる感を出して、仕事をしている感を出しているのが最もしゃくに触ります。


 ちなみに、岸田首相がスーツの上から作業着を着ているあの格好は一体何なのですか。スーツが動きにくいから緊急用の作業着を着て対応に当たるのではないのでしょうか。首相官邸の中でスーツの上から作業着を着る意味は、何の意味があるのですか。やってる感を出して国民へのアピールですか。ふざけないでください。作業着を着て対応に当たるのならばせめてスーツは脱いで、ネクタイも外してください。何の意味もないのにやってる感を出すのやめてください。非常に腹が立ちました。

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