異世界転生は霊と共に
花色波紋
目眩
夜9時 友人から連絡が来る
「奏汰、暇?」
「バイトが終って今家に着いた所、まぁ暇かな」
「了解!迎え行く」
いつもの様にカラオケにでも行くのかな?っと思っていた
友人の車が家に着き車内へ入ると友人の他に高校の同級生だった女子2人乗っていた
「久しぶりー!卒業以来だね。で、何処行くの?」
「ナイショ」
友人と女子達は笑いながら
「着いてからのお楽しみ!」
とお茶を濁す言い方をした
2時間弱車に揺られながら色々な話で盛り上がったがバイトの疲れのせいか途中車の揺れが心地よく眠ってしまった
「着いたよ」
奏汰は目を覚まし車を降りると、大きな鳥居と少し奥に古びた神社があり2つの防犯灯に神社の扉が照らされている
「えっ!?何処ここ…」
奏汰は恐る恐る訪ねる
「心霊スポットだよ!」
3人はニヤニヤ笑いながら鳥居を潜り境内へと入って行く
(行きたくね〜)
そう思いながら奏汰も3人の後からついて行く
境内はそこまで広く無いが立派な木が数本、境内に生えていた
ひと通り見て周り神社の扉の前で3人は何も心霊現状が起こらなかった事に、がっかりしていた
「もう30分位経つけど何も起こらないね…」
「今気付いたけど段々霧が掛かってきたし、そろそろ帰ろうよ」
「そうだな!」
霧も出だし帰る話をしだした
その時
今まで普通だった2つの防犯灯の光りが急にチカチカしだし一瞬消え再び元に戻った
「キャー」
3人は叫びながら鳥居を目指し走り出す
奏汰は動く事が出来なかった
防犯灯が一瞬消え再び元に戻った時、奏汰はグルグルと目が回り始めた
グルグル回る視界に突然青白く光を放った人型の物が目の前に現れた
グルグルと回る景色を遮る様に青白く光るそれは奏汰を360°取り囲んでおり、神社の扉の前には白色の着物を着た光る人型が此方を見ている
それを見た奏汰の視界は真っ暗になりそのまま意識を失った
……倒れ込んだ奏汰を深い霧が包み込む
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